日本サッカーの歴史にベルギーあり!シント=トロイデンへの移籍から思うこと

今や世界最高のサッカー強国のひとつ、ベルギー。日本の遥か上を行く国ではあるが、日本サッカーの歴史においてベルギーは重要な国であった!?

日本で「ベルギー」と聞くとワッフルが一番最初に想像されるかもしれない。しかし、サッカーという視点で見ると、昨年のワールドカップで日本のベスト8入りを阻んだ国とであるということは記憶に新しい。最近ではシント=トロイデンというベルギーのクラブに、大量の日本人選手が移籍している。

冨安はシント=トロイデンで活躍し、日本代表に欠かせないセンターバックに成長した。

シント=トロイデンは日本の企業DMM.comが経営権を取得して以降、日本人選手を多く獲得している。有望な選手が海外へのステップアップを図るクラブとして考えられているのは間違いない。事実、日本代表不動のセンターバックに成長した冨安も、シント=トロイデンで飛躍を果たしたと言っても良い。

これまでに在籍した日本人選手を見てみよう!

冨安 健洋⇒セリエAに移籍?

遠藤 航

関根 貴大⇒浦和レッズに復帰

鎌田 大地⇒フランクフルトに復帰

木下 康介

小池 裕太⇒鹿島アントラーズに期限付き移籍

シュミット・ダニエル⇒新加入

日本代表GK、シュミット・ダニエルの加入も決まった。

ベルギーは代表チームこそ世界トップクラスだが、自国リーグはヨーロッパの主要リーグに比べると知名度は低い。しかしながら、シント=トロイデン以外のベルギーのクラブにも日本人選手が多数移籍している。また、昨年のベスト16で激突したワールドカップ以前にも、日本サッカーの成長を語るうえで外せない重要な大会で対戦した歴史もある。それは、2002年の日韓ワールドカップだ。グループリーグ初戦で対戦し2-2で引き分けた。当時のベルギーは現在ほど強くはなかったが、日本がワールドカップで初めて勝点を挙げた試合となった。

日本サッカーの歴史には、いつもベルギーがいる。それは言い過ぎではないだろう。

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