小泉氏ら長崎県入り 古賀候補への支持呼び掛け

有権者らと握手する自民党の小泉進次郎衆院議員=長崎市、鉄橋

 自民党の小泉進次郎・厚生労働部会長が8日、参院選長崎選挙区に立候補した自民現職、古賀友一郎候補(51)の応援で長崎県を訪れ、佐世保、長崎両市の中心部で街頭演説。「老後資金2千万円問題」に多くの時間を割き、「不安をゼロにはできないけど、小さくすることは必ずできる」と強調した。

 スマートフォンで撮影する人や握手を求める人でごった返す中、小泉氏はご当地の話題などを織り交ぜ軽妙な語りで聴衆を沸かせた。年金問題について「今の制度を知られていないことが不安の大きな要因」と指摘。制度改革として▽受け取りを71歳以降も選択できるようにする▽働いて稼ぎがあってもカットされない▽多くの人が厚生年金に入れるようにする-と3点を挙げた。その実現に向け「参議院で多数を取る必要がある」と古賀候補への支持を呼び掛けた。

 同日夜には、石田真敏総務大臣が諫早市内であった古賀候補の集会に出席し、「古賀候補はいずれは自民党税調の要職をやれる実力がある」と持ち上げ、「今後の活躍に期待して力を与えてほしい」と訴えた。

© 株式会社長崎新聞社