ピカチュウのリストバンド型反射材が登場｜夜間の高齢歩行者の事故を防止

ピカチュウのリストバンド型反射材が登場

一般社団法人日本損害保険協会は、高齢歩行者を夕暮れ・夜間の交通事故から守るため、ポケットモンスターの人気キャラクター「ピカチュウ」のイラストが入ったリストバンド型反射材「ピカチュウ反射リストバンド」を作成した。全国の高齢者向け講演会や、ファミリー向け交通安全イベント等で配布する。

人気ポケモン「ピカチュウ」のイラストが入ったリストバンド型反射材は、お孫さんと同じ「ピカチュウ反射リストバンド」をおじいちゃん・おばあちゃんが一緒に身につけることで、反射材の装着率の向上を図り、高齢歩行者の事故防止に役立てる。

全国各地で開催する高齢者向け講演会や、ファミリー向け交通安全イベント等で、通常バージョンが5000個、シルエットバージョンが2000個を配布する予定だ。

高齢歩行者の交通事故死者数の約7割が夕暮れ・夜間に発生している。こうした事故を防止するためには、ドライバーから視認性の高い反射材の着用が効果があると言われている。

反射材着用により、夜間、ドライバーから歩行者が見える距離は約1.5倍～2倍以上アップする。具体的には、下向きのヘッドライトの車から確認できる距離が、黒っぽい服装の人物だと約26メートルなのに対し、反射材を着用すると約57メートル以上離れたところから視認できるようになる。

また高齢ドライバーの事故の約3割を占める出会い頭の事故や、高齢歩行者の夕暮れ・夜間の事故の防止対策をまとめた「高齢者交通事故防止啓発チラシ」を60万部増刷した。

増刷にあたっては、「ながらスマホ」による交通事故件数が過去10年で約2倍になるなど社会問題になっていることから、運転中・歩行中の「ながらスマホ」を防止するメッセージを新たに加えている。

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