真庭に土砂災害警戒レベル4 岡山地方気象台、新制度で県内初

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 岡山県内は9日、湿った空気や寒気の影響で大気の状態が不安定となり、局地的に強い雨が降った。県と岡山地方気象台は午前6時40分、人命を脅かす土砂災害が差し迫っていることを示す「土砂災害警戒情報」を真庭市に発表(同9時25分に解除)。同情報は、気象庁が5月29日に運用を始めた5段階の「大雨・洪水警戒レベル」で緊急避難を要する「レベル4」に相当し、県内初の発表となった。

 9日午後8時までの24時間雨量は、美作市今岡80.5ミリ、奈義町40ミリ、真庭市蒜山上長田12.5ミリ―など。

 真庭市は9日午前7時20分、土砂災害の危険がある蒜山地域の5地区に対し、高齢者らに避難を促す「レベル3」を発表。一時、3世帯5人が小学校などに避難した。同地域の民家5軒が土砂の流入や床下浸水の被害を受けた。土砂崩れで県道1カ所が片側通行となった。

 一部の交通機関も乱れた。JR伯備線では鳥取県内の3カ所で雨量計が規制値を超えたため、上下19本で運休・部分運休、同2本が最大22分遅れ、約2500人に影響が出た。

 米子自動車道は雨量が規制基準に達し、湯原インターチェンジ(IC)―江府IC間の上下線で一時通行止めとなったが、午前11時すぎに解除された。

 学校は、真庭市内の公立小中高校計6校が臨時休校した。