「Play of the Week」はカルバーソンのストライク返球

日本時間7月9日、メジャーリーグ機構は今季第15週の「Play of the Week」にチャーリー・カルバーソン(ブレーブス)の好返球を選出した。「Play of the Week」は今季から新設された表彰で、各週の守備面での最高のプレイを表彰するものである。カルバーソンは日本時間7月8日に行われたマーリンズ戦、1点リードの9回表無死満塁のピンチでチームを救う好返球を見せ、勝利に大きく貢献した。

ブレーブスが1点をリードして迎えた9回表、カルバーソンは左翼の守備に就いていた。クローザーのルーク・ジャクソンが無死満塁という絶体絶命のピンチを招き、ニール・ウォーカーの打球を左翼カルバーソンへのライナーに。カルバーソンはこの打球を捕球すると、ワンバウンドでホームへのストライク返球。同点のホームインを狙った三塁走者のホルヘ・アルファーロを刺し、チームの大ピンチを救った。その後、ジャクソンがカーティス・グランダーソンに四球を与えたあと、ミゲル・ロハスを打ち取って試合終了。ブレーブスが4対3で逃げ切った。

オースティン・ライリーに代わって8回表から守備固めとして左翼の守備に就いていたカルバーソン。Statcastの計測によると、アルファーロのスプリント・スピードはメジャー平均を上回る29.4フィート/秒だったが、カルバーソンが91.7マイルのストライク返球で見事に生還を阻止した。なお、ブレーブスの選手による「Play of the Week」受賞はカルバーソンが初めて。カルバーソンを含め、今季ここまで15週のうち、3週を除いて全て外野手が受賞している。

© MLB Advanced Media, LP.