ヤンキースが先発投手補強を狙う 候補はバウアー?レイ?

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勝率.648(57勝31敗)というア・リーグ最高の成績で前半戦を終えたヤンキースは、7月のトレード戦線で先発投手の補強に動く可能性が取り沙汰されている。MLB公式サイトでは、ヤンキースに関するトレードの噂を特集しており、トレバー・バウアー(インディアンス)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)、マーカス・ストローマン(ブルージェイス)といった投手たちが獲得候補に挙げられている。2009年以来10年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すヤンキースは、悲願成就に向けてのラストピースとして、誰を獲得するのだろうか。

MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ヤンキースは日本時間7月8日にシンシナティで行われたインディアンス対レッズの試合にスカウトを派遣していたという。ヤンキースのスカウトは、この試合で先発したバウアーの視察に訪れたと見られている。インディアンスは最大11.5ゲームあった首位ツインズとの差を5.5ゲームまで縮めて前半戦を終えており、ポストシーズン進出の可能性を十分に残しているが、ローゼンタールは「メジャーレベルの戦力を対価として得られるのであれば、バウアー放出に動く可能性はある」と指摘。しかし、ヤンキースはインディアンスが欲するであろうクリント・フレイジャーの放出には前向きでなく、相互の利害が一致するかどうかは微妙なところだ。

ダイヤモンドバックスが誇る奪三振マシン、レイもヤンキースの獲得候補の1人となっている。通算奪三振率28.3%はクレイトン・カーショウ(ドジャース)、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)、パトリック・コービン(ナショナルズ)といった実力派左腕を上回り、メジャーでも屈指のレベル。ただし、ダイヤモンドバックスはワイルドカード2位のフィリーズからわずか1.5ゲーム差の位置で前半戦を終えており、ポストシーズン進出を諦めるような状況ではない。よって、ダイヤモンドバックスがトレード市場で売り手に回るかどうかは不透明であり、レイがトレード市場に出てこない可能性も十分にある。

また、ブルージェイズのエース、ストローマンも今季のトレード市場における目玉の1人として名前が挙がっているが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ストローマンはヤンキースの補強リストの上位には位置していないようだ。ヤンキース首脳陣の目には、ストローマンがポストシーズンの先発ローテーションに割って入れるほど魅力的な投手には映っていないという。また、ブルージェイズがインディアンス同様にフレイジャーを欲する可能性が高いことも、ヤンキースのストローマン獲得の可能性を下げる要因となっている。

このほか、ザック・ウィーラー(メッツ)、バムガーナーらもトレード市場で注目される先発投手である。その手腕を高く評価されるヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、誰を先発ローテーションに加えるのか。今後の動きに注目だ。