アルファード/ヴェルファイアを外見も機能もブラッシュアップするカスタムブランド「AVANZARE(アヴァンツァーレ)」【Vol.2】

ユーザーに寄り添うパーツを提供するアヴァンツァーレ

国産ミニバンを中心に、多くのアイテムを揃えるアヴァンツァーレ。前回のVol.1では、ブランドの成り立ちやポリシーについて紹介した。見逃してしまった方は、下記のリンクからぜひチェックしてみて欲しい。

さて今回のVol.2では、人気のアルファード/ヴェルファイアに向けたアイテムについて紹介していこう。

ニーズに応える仕掛けが施された30後期アルファード/ヴェルファイア

前進を意味するブランド名の通り、先進的な歩みを続けてきた「AVANZARE(アヴァンツァーレ)」。エアロ、ホイール、インテリアパーツ……。アヴァンツァーレは常にいち早くニーズをキャッチし、後にトレンドとなる先見性の高いアイテムをリリースしてきた。

なかでも近年力を入れているのがアルファード/ヴェルファイア用のアイテムだ。30後期をベースにしたアヴァンツァーレのデモカーを見ると、ニーズに応える数々の仕掛けが施されていることが分かる。

前期で好評を博した走行性重視のスタイルを継承する30後期用エアロ

アヴァンツァーレ

アヴァンツァーレの30後期用エアロは、アルファード/ヴェルファイアともにリップタイプの「アデッソ」シリーズのみの展開となる。フロントリップスポイラー、ボンネットスポイラー、サイドスポイラー、リアセンターアンダーディフューザー、ゲートウイング、リアサイドスポイラーをラインナップ。前期用で好評を博した走行性重視のスタイルを継承するデザインだ。

別々での購入も可能な3ピース構造のFリップスポイラー

アヴァンツァーレ

アヴァンツァーレの30後期用エアロで見逃せないのがフロントリップスポイラーだ。リップスポイラーは1ピース構造が主流だが、両サイドとセンターを分割した3ピース構造を採用。ぱっと見では1ピース構造に思える一体感のあるデザインだが、よく見れば2カ所の継ぎ目を確認することができるだろう。

これは、スタイリングと走行性能の向上を目指すユーザーへの配慮。車高を落とすと必然的にリップスポイラーの破損リスクが高くなり、ローフォルムを諦めるかリップスポイラーを消耗品と割り切るかの選択に迫られてしまう。そこでアヴァンツァーレは万が一リップスポイラーを破損した際にそのパートのみを交換できるよう、分割タイプとしているのだ。

もちろん、これらはいずれのパートも単体で購入可能。センターのみ、もしくは両サイドのみといった装着もできる。ほかにも1ピース構造では困難な個人宅への配送を受け付けてもらえるなど、3ピース構造のフロントリップスポイラーには数多くのメリットがある。

ワイド&スポーツ感を演出するリア&サイドセクション

アヴァンツァーレ

サイドとリアのスタイリングを形成するスポイラー群は、フロントからのボトムラインを違和感なく流し込むスタイリッシュなデザイン。わずかに広がった造形のサイドスポイラーがワイド感を演出する。サイドスポイラーの多くはボディ側に装着されており、乗り降りで踏まれる可能性が高い。しかしアヴァンツァーレのエアロはドア側に装着される設計となっている。この工夫により乗り降りの多いスライドドアでも、エアロを踏み台にさせることなく、ボトムラインをしっかりと形作ることができるのだ。

アヴァンツァーレ
アヴァンツァーレ

さらにリアアンダーディフューザーのAラインとフィンでスポーツ感をプラス。そこへつながるリアサイドスポイラーは、マフラーのタイプ別に適合する2種類を用意し、片側出し、左右出しのどちらにも対応している。

アヴァンツァーレ
アヴァンツァーレ

アルファード/ヴェルファイアのボディを強くする補強パーツをクスコと共同開発

アヴァンツァーレ
アヴァンツァーレ
アヴァンツァーレ

その上質なスタイリングばかりに目が行きがちな30後期をベースにしたアヴァンツァーレのデモカーだが、ドライビングフィールを高めるモディファイが施されていることも見逃せない。

腹下を覗くと、ひと際目を引く数々のバー。これらはモータースポーツなどに精力的に取り組む、クスコと共同開発した補強パーツだ。ボディブレースやタワーバーが、ミニバン故に引き起こされるふらつきや不安感を軽減してくれる。効果的にボディ剛性を高められるポイントに、すっきりと装着することができる。

軽快なサウンドと走りが楽しめるオリジナルマフラー

アヴァンツァーレ

もともとマフラーメーカーだったアヴァンツァーレだから、エキゾーストシステムへのコダわりもひとしおだ。30後期アルファード/ヴェルファイア用でも、芸術的なパイピングレイアウトのエキマニやフロントパイプなどを用意。トンネルに入れば、ハイエンドスポーツカーを彷彿とさせるサウンドが楽しめる。車高を落とした際に気になる路面とのクリアランスも考慮して設計されているというのだから、ローダウンしたユーザーにとって嬉しい限りだ。

アヴァンツァーレ
アヴァンツァーレ
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アルファード/ヴェルファイア用のオリジナルエアサスもラインアップ

アヴァンツァーレ

そうなると、車高をどうやって落とすのかという話になるだろう。そこのケアもアヴァンツァーレは抜かりがない。走りと低さを両立したアルファード/ヴェルファイア専用設計のオリジナルエアサスを用意。前輪の左右と後輪の左右の車高を別々にコントロールする2輪独立タイプと、すべての車高を別々でコントロールする4輪独立タイプから、好みに合わせて選択できる仕様となっている。

アヴァンツァーレ

エアロ、足回り、機能パーツ……。アヴァンツァーレでは、持ち込みでのモディファイはもちろん、足回りとホイールだけといったポイントを絞ったコンプリートカーの購入も可能だ。レクサス版が中国で発表されて話題になるなど、いまだ衰えないアルファード/ヴェルファイアの人気。アヴァンツァーレのエアロや機能パーツなら、個性的で走りのいいクルマに仕上げることができるだろう。オーナーはぜひアヴァンツァーレのウェブサイトをチェックしてみて欲しい。

さて、最終回となるVol.3では、LEDなどのいわゆる汎用小物パーツについて紹介する。ちょっとしたカスタマイズで自分の愛車がもっとお気に入りになるはずだ。次回もお楽しみに。

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