「強国主義対策は日米連携で」 米海軍横須賀基地新司令官

新司令官に就任したジャレット大佐(左)と離任したキム大佐=米海軍横須賀基地

 米海軍横須賀基地(横須賀市)の司令官交代式が9日開かれた。ジェフリー・J・キム大佐が離任し、マイケル・リッチ・ジャレット大佐が就任した。

 新司令官のジャレット大佐は、前任は米ワシントンの米艦隊総軍の渉外担当士官。2001年の米同時多発テロ後には北アラビア海で対テロ戦争に従事し、第102沿海域戦闘艦部隊の司令官なども歴任した。日本での勤務は初めて。

 式典でジャレット大佐は「強国主義への最も効果的な対策は日米両国の連携」と強調。式典後の会見では「日本に温かく迎えてもらえてうれしい」と述べた。

 今後、防衛省に派遣されて防衛研究所に勤務するキム大佐は「3年間の在任中に関わった日米両国の大勢の人たちに感謝する。海軍基地の指揮を執る上で、横須賀ほど意義のある場所はない」と話した。

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