ミシュランガイド 長崎の「天ひろ」「堂山」二つ星

壇上に並ぶ星がついた店の料理人ら=福岡市博多区、ホテルオークラ福岡

 日本ミシュランタイヤ(東京)は9日、飲食店や宿泊施設を格付けした「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版」の掲載店舗を発表した。「ミシュランガイド」で長崎県が対象になるのは初めて。料理の最高評価である三つ星は福岡市の2店。長崎県からは、いずれも長崎市の「揚出し天ぷら 天ひろ」(天ぷら)、「板前料理 堂山」(日本料理)が二つ星に選ばれた。
 雲仙市の旅館「旅亭 半水盧(はんずいりょ)」は、旅館の快適度の最高評価と、料理の一つ星の両方を得た国内2例目となった。県内の一つ星は半水盧のほかに10店。
 福岡市での出版記念パーティーに出席した「板前料理 堂山」の堂山裕志さん(61)は「食材や調味料も長崎産を使っている。お客さまの『ありがとう』が励み」と話した。「旅亭 半水盧」の本多光一総料理長(44)は「スタッフの積み重ねが評価を受け、うれしく思う」と笑顔を見せた。
 日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は、長崎県の特徴として「海外との交流から影響を受けた幅広い分野の料理がある」と述べた。
 ミシュランガイドは同社社員による匿名調査を基に格付けする。今回は3県で527施設(うち長崎県は計94の飲食店とレストラン、計25の宿泊施設)を掲載。価格は3240円で13日から全国主要書店で販売する。

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