V長崎 待望の“ポゼッション型”ボランチ加入

川崎からカイオセザール 期限付き移籍

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「違いを見せたい」と意気込んでいるカイオセザール

 夏の移籍市場が動きだす6月、一人の補強選手が発表された。ブラジル出身のカイオセザール。身長193センチの大型ボランチだ。「ボールを運ぶ、相手に渡さないというところがストロング。違いを見せたい」。J1川崎から期限付き移籍してきたテクニシャンが、V長崎に足りなかったピースを埋める。
 今季のチームにとってボランチは悩みの種。主将黒木の調子が上がらず、島田、磯村ら中堅選手も安定感に欠ける。本来センターバックの角田が“代役”を務めているが、手薄な感は否めない。中盤で後手に回ってしまった結果「しっかり勝ちきる」試合が少ないのが現状だ。
 だからこそ、カイオセザールにかかる期待は大きい。川崎は国内随一のポゼッション型のチーム。出場機会こそ少なかったが、練習時からスピード、質ともに高いレベルのキープ力を求められ「前を向く意識、1人2人抜いてパスを出すようなプレーが養われた」。
 出場できるのは20日の第23節ホーム甲府戦からだが、1カ月前からチームに合流する力の入れよう。23歳の大器は「古里のサントスの海に似ている」という長崎で飛躍を誓う。