女子高生に年齢確認せず酒提供 運営会社と店長ら書類送検

 横浜駅西口近くの居酒屋で未成年者に酒を提供したとして、戸部署は10日、風営法違反(未成年者への酒類提供)の疑いで、東京都武蔵野市の外食サービスの企業と、当時店長だった男性(29)=横浜市保土ケ谷区=ら2人を書類送検した。

 書類送検容疑は、共謀して昨年4月3日午後5時~同7時45分ごろ、同市西区南幸2丁目の居酒屋で、客として来店したともに16歳の高校2年の女子生徒2人に、年齢確認をせずに酒を提供した、としている。

 署によると、元店長は「従業員に年齢確認を指示していなかった。店の売り上げを伸ばすためだった」などと供述している。

 署によると、女子生徒2人は、この店では未成年者でも酒が飲めると聞いて入店したという。署が昨年4月末に同店を捜索した際には、約40人の未成年者が飲食していた。

 同社を巡っては、藤沢市の居酒屋でも未成年者に酒を提供したとして、県警が昨年6月に同容疑で書類送検していた。

© 株式会社神奈川新聞社