「日米同盟、さらに強固に」 在日米海軍司令官が交代

新司令官に就任したフォート少将(左)と前司令官のフェントン少将=米海軍横須賀基地

 在日米海軍司令部の司令官交代式が10日、米海軍横須賀基地(横須賀市)で開かれた。グレゴリー・フェントン少将が離任し、ブライアン・フォート少将が新司令官に就任した。

 フォート少将は会見で、「日米同盟をさらに強固なものにしたい」と強調。式典では「米海軍と海上自衛隊はかつてないほど緊密な関係にある」とし、「日本で任務に就けることを大変光栄に思います」と日本語で話した。

 フォート少将は、アイゼンハワー空母打撃群の海洋戦闘司令官などを歴任。前任は米海軍ハワイ管区司令官と中部太平洋海軍水上艦群司令官を兼務しており、日本での勤務は初めて。

 フェントン少将は交代後、8月31日付で退役する。司令官に就任した翌日の2017年6月17日には米海軍のイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」とコンテナ船が衝突し、米兵7人が死亡する事故も発生。最後の会見に臨んだ同少将は「困難な時期だった。不祥事を深く追求し、正すための取り組みを進めてきた」と話した。

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