とろける食感 新上五島町産マグロいかが PRフェア開催中 8月4日まで

フェアで提供される、まぐろ丼のセット=新上五島町、麺’sはまさき

 長崎県の新上五島町産の養殖生マグロを使った海鮮丼などの料理をPRするフェアが、同町内にある9カ所の飲食店や宿泊施設で開かれている。8月4日まで。
 町と県によると、同町内でクロマグロを養殖しているのは6業者で、2017年の生産量は505トン。島外向け出荷が多かったが、島の特産品として観光客らにも広めようと、参加飲食店と県、町などで協議会を設立し、初めてフェアを企画した。
 同町浦桑郷でスーパー「カミティ」を営む中村興産がマグロを仕入れ、参加事業者が必要な分を購入する仕組み。事業者はフェア期間中、原則として常時マグロ料理を提供する。チラシなどの広報費には国の交付金を活用した。
 有川郷の五島うどん専門店「麺’sはまさき」はトロや赤身などを使った丼と五島うどんのセット(2千円)を提供。店主の浜崎祥雄さん(32)は「冷凍マグロより見た目もきれいで、とろけるような食感が売り」とアピールする。
 ほかの提供事業者は、レストラン空と海の十字路(小串郷)▽cafe nanami(有川郷)▽ホテルマリンピア(同)▽和処よかよ(浦桑郷)▽島diningとらや(同)▽居酒屋 優心(青方郷)▽若松瀬戸クルージング遊食館(若松郷)▽民宿えび屋(同)。問い合わせは町観光商工課(電0959.53.1131)。

新上五島町内で養殖されたマグロ(長崎県提供)

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