安倍首相来県、3市で街頭演説

本県沖地震、復興支援に力

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本県沖地震による風評被害に対応するため、観光支援に力を入れる考えを示す安倍晋三首相=酒田市

 安倍晋三首相(自民党総裁)は10日来県し、酒田、鶴岡、東根の各市で街頭演説を行った。本県沖を震源とする先月の地震で、県内の観光需要が落ち込んでいる現状を受け、宿泊費補助などを含め復興支援に力を入れる考えを強調した。

 今回の地震を受け、国は本県と新潟県の宿泊者1人当たり3千円を割り引く支援策を打ち出している。安倍首相は各市の演説で、本県全域を対象に来週から実施する考えを明らかにし、「風評被害によって(宿泊施設で)キャンセルが多く出ており、国がしっかりと応援する。どんどん観光客に来てもらって山形を元気にしていきたい」と訴えた。

 野党が追及する「老後資金2千万円問題」を念頭に、年金政策について「財源を確保した上で、生活が厳しい人たちに政治の光を当てる」とし、10月からの消費税率10%への引き上げを踏まえ、低年金者に年最大6万円を給付する政策をアピールした。憲法改正に関しては「違憲論争に終止符を打つため憲法にしっかりと自衛隊を明記したい」と改めて強い意欲を示した。

 安倍首相は尾花沢市内で若手畜産農家と意見を交換した。「世界と闘うためには確固たる生産基盤が必要。力を貸してほしい」などと要望を受け、ブランド確立を後押しする考えを示した。