逃走の男、熊本県内に潜伏か 県警200人体制で捜索

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藤木寿人容疑者宅の家宅捜索に入る熊本東署の捜査員ら=10日午後1時半ごろ、熊本市西区城山大塘2丁目
藤木寿人容疑者(県警提供)
藤木寿人容疑者が逃走に使っているとみられる乗用車(県警提供)

 覚せい剤取締法違反容疑で家宅捜索しようとした捜査員を振り切り、車で逃走したとして、公務執行妨害と傷害の疑いで全国に指名手配された職業不詳、藤木寿人容疑者(43)=熊本市西区城山大塘2丁目=の乗用車が、玉名市や福岡、佐賀両県内を走行し、再び同市に戻ったのを最後に確認されていないことが10日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、藤木容疑者は9日朝、熊本東署員6人を振り切った後、トヨタのハリアー(濃い紫色)で玉名市方面へ逃走。逃走車は防犯カメラの映像などから一時、福岡、佐賀両県内で確認された。その後、再び玉名市内で確認されたが、それ以後の動向が分かっていないという。県警は200人態勢で、考えられる逃走経路沿いの防犯カメラや、交友関係などを調べている。

 藤木容疑者は携帯電話を持っているとみられるが、電源は切った状態という。県警は、藤木容疑者が県の北部に潜伏している可能性もあるとみて行方を追っている。

 県警は10日午後、覚せい剤取締法違反の疑いで、あらためて藤木容疑者宅を家宅捜索。ノートパソコン1台を押収したが、覚せい剤などの薬物は今のところ、見つかっていないという。

 藤木容疑者は9日午前7時35分ごろ、家宅捜索のために自宅を訪ねた署員6人の制止を振り切り、車を急発進させ、止めようとした署員3人を数メートル引きずりけがをさせて逃走した。藤木容疑者は身長約175センチのやせ形で、ベージュの作業服を着ていたという。