鉄道総研が吊り長さの短い天井の耐震改修 工法を開発、JR西日本 大阪駅で採用

鉄道総合技術研究所(鉄道総研)が、吊り長さの短い天井の耐震改修工法を開発。

この工法が、JR西日本 大阪駅のトイレ天井に適用され、経費削減に貢献している。

鉄道総研は、高架橋高さが低い高架下の駅舎のように、天井裏の空間が狭い、すなわち吊り長さが短い天井に適用可能な耐震改修工法を開発。

開発工法は、高架橋から天井を吊るしている吊りボルトに、汎用材の鋼管(角パイプ)の中空部に吊りボルトが位置するように通し、鋼管を下端側(天井側)からナットで締付けて、鋼管を高架橋に押し付ける工法。

その特長として、設備配管等の空間を確保しつつ耐震補強可能、施工が容易で汎用材を用いるため従来の吊り長さが短い天井に対する耐震改修工法に比べて施工コストが半分以下になるといったメリットがある。

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