三菱、アウトランダーPHEVをインドネシア市場に投入
三菱自動車はプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」をアセアンで初となるインドネシア市場に投入することを発表した。2019年7月18日から開催される第27回インドネシア国際オートショーにおいて同車を出展する予定である。
アウトランダーPHEVの主な特長
2013年に日本で販売を開始したアウトランダーPHEVは、三菱自動車の強みである四輪制御技術と電動化技術の粋を集めたSUVのプラグインハイブリッドEVとして市場に投入、世界50ヵ国以上で販売されている。
高い安全性能評価
アウトランダーPHEVは、アセアンにおける自動車の安全性能を試験・評価する自動車アセスメント「アセアンNCAP」の安全性能評価において総合87.61ポイント(100ポイント中)、最高評価となる5☆を獲得した。
アウトランダーPHEVは7つのSRS(シートベルトを補助する乗員保護装置)エアバックや車線変更時の接触事故防止システム「ブラインドスポットワーニング」などの採用により、成人乗員保護性能で高得点だったほか、子ども乗員保護性能、安全補助装備の項目でも高い評価を得た。
緊急時にも活用可能
アウトランダーPHEVは、電動車ならではのトランスミッションやプロペラシャフトのないシンプルなレイアウトにより、軽量化やエネルギーの効率化を追求し、利用者に優れた環境性能と滑らかで力強い走りを提供している。
また電力を走行以外でも利用できる機能を持つプラグインハイブリッドEVでもあり、自動車の駆動用バッテリーから電力を供給することで日常から緊急時まで活用することが可能である。実際に2016年の熊本地震や2018年に発生した北海道胆振東部地震などの災害時に、ライフラインが絶たれた中での貴重な電源として活用された。
三菱はアウトランダーPHEVを通じて、CO2排出の抑制などの環境対策に取り組んでいるインドネシアへの貢献を考えている。