経理担当者ら軽減税率学ぶ

室蘭でセミナー

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軽減税率導入後の経理処理について説明する野村氏

 10月の消費増税を控え、増税後も飲食料品の税率を8%に据え置く軽減税率と、キャッシュレス決済時のポイント還元策の円滑な導入に向けたセミナーが10日、室蘭市中央町の室蘭プリンスホテルで行われた。ITコーディネーターで中小企業診断士の野村忠史氏がキャッシュレス決済の仕組みを解説したほか、経理処理の実務内容を伝えた。

 室蘭商工会議所と室蘭市産業教育センター主催。企業の経理担当者ら約60人が参加。野村氏は消費税率引き上げに伴い中小の店舗でキャッシュレス決済をした人に5%のポイント還元などの景気対策を検討している国の動向を紹介。「複数制度になることで会計処理がものすごく煩雑になる」と強調した。

 品目により税率が変わる小売店事業者向けの事例を挙げながら、「飲食料品の全てが軽減税率の対象にならないので注意が必要」と指摘。POS(販売時点情報管理)などのシステムを導入し販売実績動向を可視化する重要性を説明した。
(粟田純樹)