3安打岩村がMVP 代打ノムさん 池山好守連発で優秀選手 ヤクルトOB戦の結果は?

4回に古田敦也氏らに支えられ代打で登場した野村克也氏【写真:荒川祐史】

泣きの1イニングも…最後は助っ人クローザー・林昌勇が締めて若松軍が勝利

 ヤクルトの球団設立50周年を記念したOB戦「オープンハウス presents スワローズ ドリーム ゲーム」が11日、神宮球場で開催。若松勉監督率いる「Swallows LEGENDS」が野村克也監督率いる「GOLDEN 90’s」を6-3(特別ルール)で破り、勝利した。

 初回に「GOLDEN 90’s」が古田敦也氏の併殺の間に1点を先取。3回に「Swallows LEGENDS」が満塁から岩村明憲氏が右翼フェンス直撃の適時打。杉浦亨氏の右前2点適時打、若松勉監督が自ら左前適時打、米野智人氏の適時打などで一挙6点をマーク。「GOLDEN 90’s」は4回、好守備を連発した池山隆寛氏が右中間適時二塁打で1点を返した。

 最後は「Swallows LEGENDS」のクローザー・林昌勇投手が1点を失ったが、規定の5回を終了。ゲームセットと思いきや、「GOLDEN 90’s」が古田敦也氏が泣きの1回を申し出て、延長戦に入ったが、追い上げはならなかった。

 また「GOLDEN 90’s」を指揮する野村克也監督が1-6と5点を追う4回に代打で登場。真中満氏、古田敦也氏、川崎憲次郎氏に支えられ、打席へ向かった。すると、2球を投げたところで相手ベンチ、バッテリーがノムさんに対して“申告敬遠”。野村監督には温かい拍手が送られた。

 最優秀選手賞には「Swallows LEGENDS」で3安打を放った岩村明憲選手。優秀選手賞には「GOLDEN 90’s」の池山隆寛氏、「Swallows LEGENDS」のガイエル氏が選ばれた。見所満載のゲームだった。

 ドリームゲームには他球団などに所属している選手、球団職員は参加できなかったが、侍ジャパン・稲葉篤紀監督、楽天・石井一久GM、横浜DeNA・ラミレス監督らが球団OBがビデオメッセージなどを送り、会場を盛り上げた。試合開始当初降っていた雨は止み、神宮の夜空には大きな花火も舞った。ファンは彩られたスワローズの歴史とともに様々な思いを重ね、夜空を見上げていた。(Full-Count編集部)

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