GC1グランプリなくなる? 冬の佐世保の人気イベント

実行委は開催模索

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昨年のGC1グランプリの様子。護衛艦カレーの食べ比べをするため、多くの人が行列をつくった=2018年12月、佐世保市島瀬町

 毎年冬に開かれる、佐世保を母港とする海上自衛隊の護衛艦などで提供するカレーの味を競う人気イベント「GC1グランプリ」について、今年の開催が危ぶまれている。主催する「きらきらフェスティバル」実行委員会は「内容を変えてでも開きたい」と模索している。
 佐世保市と実行委によると、2013年に海自佐世保地方隊と、させぼ四ケ町商店街協同組合がそれぞれ創立60年を迎えたのを記念して初めて開かれた。実行委は同組合などで構成。15年からは、きらきらフェスティバルの一環になった。
 GCは「護衛艦カレー」の略。来場者は、海上自衛官が普段艦内で食べているカレーを食べ比べ、おいしいと思った一つにスプーンで「1票」を投じる。毎年約2500人が訪れており、市は「きらフェスの目玉」と位置づけている。
 しかし関係者によると、今年に入り海上自衛隊佐世保地方総監部から実行委に対し「例年と同じように材料や人員を提供して、参加することはできない」という趣旨の説明があった。7月上旬にも同様の内容を伝えられたという。実行委は自衛隊への理解を深める機会になるとして、内容を変更してでも開きたい方針。
 市は、海自がボランティアで参加していることや、材料費を負担してもらっていることから「参加してほしいが、お願いしづらいところもある」としている。海自佐世保地方総監部は「コメントできない」としている。
 毎年楽しみにしている佐世保市の60代の男性は「隊員がそれぞれの護衛艦の名誉をかけている姿が垣間見えて、いいイベントだと思う。県外の友人もイベントを目当てに来ていて、なくなったら寂しい」と話した。