ツアー・オブ・チンハイレイク2019にNIPPO・ヴィーニファンティーニが出場

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネが中国でのアジアツアー超級ツアー・オブ・チンハイレイクに今年も出場。過酷な2週間の中国高地レースに挑む。

2019年7月14日(日)、中国内陸部の西寧(せいねい)にて開幕するツアー・オブ・チンハイレイク。アジアツアー最高峰の超級にカテゴライズされる13ステージ+休息日の2週間の大会で、レース距離は合計1631km、レース外移動を含めると移動距離は3000kmを越えるアジア最長、グランツールに次ぐ壮大なレース。

高地でのレースとしても有名で、西寧の標高は海抜2200mほど。そこから富士山山頂よりも高い海抜3800m級の山々を越え、海抜3200mに位置するチンハイレイクを目指して進んでいく。2週目になると標高は下がり平坦ステージが増えるが、前半の高地での山岳ステージでは登坂力だけでなく高地順応も勝負を分ける重要なキーとなる。

今年は山頂フィニッシュのステージに代わって、新たに40kmのチームタイムトライアルと個人タイムトライアルが第1、第7ステージに登場したのがトピックス。とくにアジアツアーで距離の長いチームタイムトライアルステージは珍しく、また高地にも慣れていない大会初日での開催ということもあり、各チームのパフォーマンスが成績に大きく影響しそうだ。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、チンハイレイク初采配となる水谷監督のもと、昨年に引き続いて参戦する伊藤雅和、吉田隼人、西村大輝の日本人メンバー、そしてジロ・デ・イタリアでの区間優勝が記憶に新しいダミアーノ・チーマと弟のスプリンター・イメリオ、そして高地にも強いコロンビア出身のアコスタがエントリー。過酷なレースですが、チーム一丸となり、勝利をめざして戦う。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ
ツアー・オブ・チンハイレイク2019出場選手
伊藤雅和
吉田隼人
西村大輝
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
イメリオ・チーマ(イタリア)
ルーベン・アコスタ(コロンビア)
監督 水谷壮宏

18th Tour of Qinghai Lake
第18回 ツアー・オブ・チンハイレイク
開催期間/2019年7月14日(日)〜27日(土)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.HC
開催国/中国
ホームページ

7月14日 Stage 1 - Hehuang New District › Xining (40k / チームTT)
7月15日 Stage 2 - Xining › Xining (119k)
7月16日 Stage 3 - Duoba › Guide (140k)
7月17日 Stage 4 - Guide › Longyangxia (100k)
7月18日 Stage 5 - Gongha › Chaka (173k)
7月19日 Stage 6 - Chaka › Bird Island (136k)
7月20日 Stage 7 - Haiyan › Haiyan (42k / 個人TT)
7月21日 Stage 8 - Xihaizhen › Qingshizui (224k)
7月22日 Stage 9 - Menyuan › Minie (160k)
7月23日 休息日
7月24日 Stage 10 - Jingchang › Wuwei (116k)
7月25日 Stage 11 - Minqin › Tengger Desert (153k)
7月26日 Stage 12 - Zhongwei › Zhongwei (111k)
7月27日 Stage 13 - Yinchuan › Yinchuan (117k)

伊藤雅和のコメント

昨年初めて走ったチンハイレイク。 今年は長い距離のタイムトライアルが2ステージあり、タイムトライアルでどのような走りができるかは未知数だが、全力で頑張るしかないので限界まで我慢して走り抜きたい。

高地でのレースであり他のレースとは違う要素の厳しさもあるので、1回走っていると走っていないとでは全然違うと思う。 昨年の経験も生かしつつ、いつものように毎日集中してしっかり走り抜きたい。

吉田隼人のコメント

ステージ数が多く、さらに標高の高いチンハイレイク。 去年も出場した経験を生かして、去年よりもいいリザルトを残すことを考えて走ります。 応援よろしくお願いします。

西村大輝のコメント

昨年も走ったツアー・オブ・チンハイレイク。 今年は去年とレースの構成が大きく変更されているが、今大会も間違いなくハードなレースになると思う。 少しでも多くチームの役に立てるように精一杯頑張るので、応援よろしくお願いします。

水谷監督のコメント

個人総合優勝を成し遂げたコリアに続いて参戦する中国のツアー・オブ・チンハイレイクは、13ステージの長丁場となり、しかも標高が高く選手を苦しませることで有名な大会。 今季、私として勝てなかったレースは春先初戦のバレンシアとワールドツアーのツアー・オブ・ターキーだけになるので、後半戦もこの調子でチームの活躍を支えたい。

そして今大会では特に日本人選手を勝利へ導かせたいと考えている。それにはチームメイトの絆が不可欠。シーズン後半戦に入った今だからこそ、チャレンジできることであり、各選手に役目を明確に伝え勝利を目指したい。

本大会にはスプリンターとクライマー共に活躍できるステージが数多くあり、特に最強アシストを持つスプリンターの吉田、山岳ステージでは絶好調の伊藤、得意な逃げ技で総合成績上位を目指す西村に期待がかかる(日本人選手全員!)。 韓国に続き、このチンハイレイクでも熱い応援をどうぞよろしくお願いします。

今後のレーススケジュール(予定)

7月14日〜27日 Tour of Qinghai Lake(中国/UCIアジアツアー2.HC)
7月21日 Tokyo 2020 Test Event / READY STEDY TOKYO(日本/UCIアジアツアー1.2)
7月24日〜28日 Adriatica Ionica Race(イタリア/UCIヨーロッパツアー2.1)

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ公式サイト

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