ウナイ・エメリ監督の下での2年目を迎えるアーセナル。チャンピオンズリーグへの出場権は獲得できなかったため、予算としては4500万ポンドしかないと言われる。
しかもすでに18歳のブラジル人FWガブリエウ・マルティネッリを獲得したため、さらに予算は切迫していることが予想される。
その中でチームを改善させるために誰を獲得しようとしているのか。メディアで伝えられている名前をまとめてみよう。
マウコン(バルセロナ)
『Football london』が伝えるところによれば、アーセナルのウナイ・エメリ監督はバルセロナのブラジル人FWマウコンを前線に加えたいと考えているという。
金銭的には難しいものの、バルセロナは外国人枠がビダル、アルトゥール、マウコンの3名で埋められていることから、ネイマールを再獲得した場合に超過してしまう。そのためマウコンを獲得できるワンチャンスがあるのではないか…ということだ。かなりの希望的観測ではあるが…。
ダニ・セバージョス(レアル・マドリー)
『AS』によれば、アーセナルはレアル・マドリーのFWダニ・セバージョスの獲得レースでポールポジションに立っているという。競合しているのは同じロンドンのトッテナムだそう。
価格はおよそ4500万ポンド(およそ65.49億円)であると伝えられており、アーセナルにとっては金額的に問題がある。しかしレアル・マドリーとの間でローン+買い取りオプションという条件で交渉が進められているそうだ。
アーロン・ラムジーの穴埋めとしては理想的かもしれない。レアル・マドリーはすでに多くの支出をしているため、その隙を突くことができれば獲得も可能か。
ウィルフリード・ザハ(クリスタル・パレス)
長い間アーセナル入りが噂されてきたクリスタル・パレスのウィルフリード・ザハ。マンチェスター・ユナイテッドを離れてから、プレミアリーグ屈指のウイングとして大きく成長を遂げた。
もちろん彼が加入すればアーセナルに大きな後押しとなるだろうが、問題は価格だ。予算が限られるため、ザハ獲得に求められている8000万~1億ポンド(およそ116.4~145.5億円)など払えない状況にある。
アーセナルは4000万ポンド(およそ58.2億円)以上を支払うことは出来ないが、『Mirror』によればチェインバース、ジェンキンソン、アル・ナーニー3名を提供するというウルトラCを考えているとか。
ウィリアン・サリバ(サンテティエンヌ)
サンテティエンヌで昨季大きな話題を集めたニューヒーロー、ウィリアン・サリバ。18歳という若さで最終ラインに定着し、その豊かな才能を見せつけた選手だ。
『Guardian』は10日に「アーセナルは3000万ユーロ(およそ36.6億円)でサリバを獲得し、今季はサンテティエンヌに貸し出す」という形で契約をまとめる可能性が高くなっていると報じた。
もちろん予算が厳しいアーセナルにとって3000万ユーロはかなりの額。即戦力が獲得できなかった場合のオプションなのだろうか。
マリオ・レミナ(サウサンプトン)
今夏サウサンプトンのプレシーズンキャンプに参加していないガボン代表MFレミナ。吉田麻也選手とともにプレーしてきた彼は、自身がすでに移籍を希望していることを公にした。
彼に注目しているのはマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルであると言われ、価格は1800万ポンド(およそ26.2億円)だと伝えられる。それほど高額ではないが、アーロン・ラムジーの後釜として彼で穴を埋められるかどうか。
キーラン・ティアニー(セルティック)
若くしてセルティックとスコットランド代表で左サイドバックのポジションを確保したティアニー。ユース時代に見た中村俊輔に憧れているという22歳には、ナポリとアーセナルが接近しているという。
ニール・レノン監督もティアニーにオファーが来ていることは認めており、2500万ポンド(およそ36.4億円)ならば放出する可能性があると報じられている。ただ、アーセナルがこれまで送った提示は1500万ポンド(およそ21.8億円)、1800万ポンド(およそ26.2億円)で、いずれも断られているようだ。