草野球愛あふれる観戦記 写真添え、年60試合 熊本市の月田さん

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草野球のスコアブックを付けながら写真を撮影する月田勉さん=熊本市中央区
スコアブックを手にする月田さん。手前は記録をまとめた冊子やスクラップブック=熊本市東区の自宅

 熊本市東区健軍の月田勉さん(70)は、同市で開かれる主な草野球大会の観戦記をブログで紹介し続けている。試合の名場面を捉えた写真と、草野球愛あふれる戦評が好評で、読者も年々増えている。

 2012年2月に始まったブログのタイトルは「熊本草野球ファンの独り言&結果速報」。年間60試合ほど取材し、これまで約千本の記事を掲載した。主な取材対象は熊本市民早起き野球、おはよう軟式野球など。

 「読まれる記事を書きたい」と熊日の野球記事を切り抜き、書き方や見出しを研究。現在開かれている早起き野球のうち取材できなかった試合は、ラジオの速報を聞いて結果を掲載するなど読者サービスも満点だ。

 月田さんと草野球との出合いは1989年春。当時勤務していた産業機械メーカーの野球部復活がきっかけだった。

 専務からマネジャーをやるように言われたものの、野球経験はほとんどなく、スコアブックの付け方すら知らなかった。ただ「記録するのは大好きだった」という月田さん。独学でこつこつと付け続けた結果、数十ページの詳細な記録集を選手たちに配って喜ばれるまでになった。

 勤務先の野球部の活動は十数年で幕を閉じたが、その後も県内の草野球リーグの事務局として記録を継続。ブログも始めた。「試合会場で、選手や観客から『ブログ読んでますよ』と声をかけられるのが一番うれしい」と顔をほころばせる。

 試合がない時の記事のネタも掘り起こし中。図書館に通って1957年に開かれた早起き野球の第1回大会から記事を集めており、「早起き野球の長い歴史を振り返る記事を書きたい」と意気込んでいる。(和田毅)

(2019年7月12日付 熊本日日新聞朝刊掲載)