紫色の宝石「千両二号」の収穫本格化 特産ナス「出来栄え良い」

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特産「京都ナス」の収穫が本格化

 乙訓地域の特産「京都ナス」の収穫が本格的に動きだしている。梅雨の蒸し暑さが続く中、京都府長岡京市の栽培農家では早朝の摘み取りと、選別や箱詰めなど出荷作業に追われている。

 ナスは同市内にあった大手種苗会社の試験農場で1960年代に開発された「千両二号」が中心。同市ではJA京都中央の「長岡京茄子(なす)部会」の農家18軒が計1.7ヘクタールほどの畑で栽培している。

 栽培ではナスの枝を独特のV字形に仕立てて周囲に植物「ソルゴー」の壁を作り、害虫対策をしているのが特徴。現在、濃い紫色の形良いナスが次々に育ち、収穫したその日のうちに市場に出荷している。

 昨年は台風21号の強風でナスの木が大量に倒れ、実も傷つき出荷できないなど大きな被害が出た。同部会長の小山保博さん(45)=長岡京市今里1丁目=は「生育が少し遅れ気味だが傷も少なく良い出来栄え。台風は来るものと思って事前に備え、収穫量を落とさないようにしたい」と話す。