北朝鮮と中国、高官らが相次ぎ会談…「軍事同盟」意義を強調

朝鮮労働党国際部代表団の団長として訪中した金成男(キム・ソンナム)第1副部長は11日、北京で中国共産党の宋濤対外連絡部長と会談した。朝鮮中央通信が伝えた。

会談で宋濤氏は、この日で締結から58年を迎えた「中朝友好協力相互援助条約」は中朝関係の礎であり象徴であるとして、その意義を強調したという。同条約は両国の軍事同盟関係を定めたもの。

一方、北朝鮮の平壌では同日、李吉聖(リ・ギルソン)外務次官が表敬訪問した中国外交部報道局の陸慷局長と歓談。これに先立ち、チョウ・ヨンサム外務省報道局長と陸慷局長との会談が行われた。

また訪中した北朝鮮の人民保安省(警察庁に相当)のリ・ソンチョル惨事は10日、中国公安部庁舎で趙克志・中国国務院国務委員兼公安部長と面会した。この場には中国駐在朝鮮大使館の公使と中国公安部の常務副部長をはじめとする公安部の活動家、中国共産党中央委員会対外連絡部弁公庁の主任らが同席したという。

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