「世界水泳」瀬戸大也、大橋悠依らが「全員決勝進出」と意気込み

韓国・光州にて7月12日より開催される「第18回世界水泳選手権大会」の日本代表選手団壮行会が11日、六本木ヒルズアリーナで行われ、瀬戸大也選手、大橋悠依選手、入江陵介選手、渡辺一平選手のほか、水泳ジャパンメンバーが登壇した。

東京五輪の1年前の開催となる今回の世界水泳は、個人種目で金メダルを獲得するとそのまま東京五輪の代表に内定するほか、リレー種目でも予選12位以内で東京五輪出場枠獲得となる重要な大会となっている。男子キャプテンでもあり、男子200m、400m個人メドレーに出場する瀬戸選手は「すごくワクワクしています。今回は開催国が近いので、日本で調整できています。リラックスできるし集中できるので、良いコンディションが整えられています。自分自身の目標として金メダルを目指して泳ぎたいです。とにかくいいパフォーマンスをすることだけ考えて泳げば、結果はついてくると思います」と意気込みを語った。

続けて、女子キャプテンで、女子200m、400m個人メドレーに出場する大橋選手は「自分自身、この2年ぐらいは自分の精神面で苦労することが多かった。2年前、200mは良かったけれど、400mは気持ちのコントロールができなかった。今回はそのリベンジをしたい。しっかり2年間やってきたことを出せるようチャレンジをしたい」とコメント。

チーム最年長で、今回で6度目の世界水泳出場となる男子100m、200m背泳ぎの入江選手は「これだけ続けられるとは思わなかったけど幸せです。個人のメダルが13年から途絶えているので頑張りたい。今回が20代最後の夏なのでやり残しのないように、そして、30歳となる来年は(自身も招致メンバーとして活躍した)東京オリンピックなので、そのステップにできるようにしていきたいです」と決意を述べた。

200m平泳ぎ・渡辺選手は「日本水泳界のヒーローになりたいです。今回の代表団で自分が唯一、世界記録を持っているので、選手団を引っ張っていきたいし、勝つことのみを目指して頑張りたい。仲間の池江(璃花子)が代表に今回はいないので、自分がヒーローとなって水泳界を盛り上げていきたい」と闘病中の池江選手に触れつつ、力強く誓った。最後に大橋選手は「大会直前ですごくワクワクしています。全員決勝進出を目標にしていますので、応援よろしくお願いします!」と詰めかけたファンにメッセージを送った。

大会の模様は7月13日のアーティスティックスイミング・ソロテクニカル決勝を皮切りに、7月28日の競泳決勝最終日までテレビ朝日系にて連日放送予定となっている。

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