マキタ&スージー狂喜乱舞!! 早見優自ら明かす“あの楽曲”の制作秘話

マキタ&スージー狂喜乱舞!! 早見優自ら明かす“あの楽曲”の制作秘話

BS12トゥエルビで、毎週日曜の午後9時から放送中の「ザ・カセットテープ・ミュージック」に、早見優さんが番組初ゲストとして登場されます。早見さんといえば、デビュー当時のキャッチコピーは、“ハワイから来たバイリンガール”。あの“花の82年組”としてご存じの方も多いのではないでしょうか。番組MCのスージー鈴木さんが早見さんの大ファンとのことで、熱烈なオファーによって今回出演が実現しました。

番組アシスタントのとんちゃんこと外岡えりかさんが、「スージーさんを早見さんの横に座らせたら、早見さんが危ない! 私が盾になりました」と話すほど、マキタスポーツさん、スージーさんのテンションはヒートアップ! 声もいつもより2トーンほど高くなった収録後の取材会の様子をお届けします!

──収録を振り返っての感想をお願いします。

マキタ「早見さんのアイドル時代の話から、当時は忙しくて早送りをしていた人生だったということ、歌手活動と大学生活を平行する中で、エンターテイナーとしての自覚が芽生えた心情などを聞けました。いつも番組の中では妄想音楽を話しているから、当時の歌い手さんの気分や、どういうふうに葛藤して曲に向かい合っていたのかをご本人から伺うことができて、答え合わせをしている感じでとても貴重な体験をさせていただきました」

スージー「早見さんのボーカルには洋楽の影響があると思っていたんです。早見さんの楽曲で『Newsにならない恋』の歌詞に“ビジバシ”とあるんですが、その発音は洋楽の影響の歴史や、アン・ルイスさん、中原めいこさん、Chageさんなどから、もっとロックっぽく英語のように発音しろという意識的なものだと思ったら、まさかの無意識だったということが今日分かり、早見さんのボーカルは“無意識過剰”だったという結論になりました(笑)。とても濃い内容の収録でした」

早見「一曲一曲すごく丁寧に分析してくださって驚きました。自分が意図としていたことを、しっかりキャッチしていただいたことはすごくうれしかったです」

外岡「早見さんにお会いできたのがとてもうれしかったです。今の時代のアイドルたちとの違いなど聞けてとても勉強になりました」

取材中に外の雨が上がり、なんと虹が出るというサプライズが! “早見優パワー”だとみんなで大騒ぎでした。

──アイドル当時の楽曲制作について、思い出に残っていることはありますか?

早見「当時の音楽作りは、ディレクターさんと意見の違いが多かったです。私はとにかくコンサートでファンの皆さんと盛り上がる曲を作りたかった。でも、『夏色のナンシー』など手掛けてくれたディレクターさんに、『一度ライブに来てください。ライブだとロックンロールのような感じで盛り上がるんです』て言っても、『うーん、でもね。それが必ずしも売れるとは限らないから』って厳しいことを言われたことを思い出しました」

──英語の発音の歌い方について、当時葛藤があったそうですね。

早見「そうですね、私が納得するために『ネイティブの発音でもいいですか』とレコーディングでお願いしました。ただ初期のアルバムを聴くと、日本語と英語の間をとった微妙なニュアンスになっていると思います(笑)」

マキタ「葛藤してますよね。本当はネイティブに歌いたいところを、日本風に歌わなければいけないし。でも後々、ネイティブに歌えるようにしていったというのはすごいことですよね」

早見「でも今考えると、あまりにもネイティブだと歌詞が伝わらないと思うんですよね。ディレクターさんも歌詞を伝えたい、書いてくださった方も“girl”ではなく“ガール”で書いてくれたんだから、そういうふうに歌ってほしいと思うし」

マキタ・スージー「深いな。とても」

早見「でも実際に歌ってみると、ガールっていう表現はなんとなく歌いづらいんですよ。ネイティブの方がこもらないで、音がリリースするので」

マキタ「いつもスージーさんと、英語をどうやって日本語に取り入れてきたかという歴史を話すんですけど、早見さんが結構絡んできてるんじゃないですか」

──では、マキタさんとスージーさんと共演してみての印象をお願いします。

早見「お二人とも素晴らしいですよ。全ての楽曲に対して愛をもって接していただいているので、本当にすてきだと思います。マキタさんなんて、南野陽子ちゃんの歌詞を『もう1回聴いて!!』って、中学生の男子のようにキラキラしてました(笑)。」

スージー「あの瞬間、狂気になったよね」

マキタ「スージーさんに言われたくない(笑)。今日、一貫して狂気だったのはスージーさんだから!」

──最後に、番組初ゲストの早見優さんを迎えての番組の見どころをお願いします!

スージー「早見優さんとここであったが30年目。席順には不満がありますけどね! あと収録中に、1回早見さんがマキタさんにタッチがあったのを見逃さなかったですよ! まあ同じ空気を吸えるだけで良かったですけど。長生きして良かったです」

外岡「早見さんが来てくださったことで、いつもの2人の雰囲気とは絶対に違うと思います。あと私の席が早見さんの隣でいいのかなって思ったのもあります。本番中にスージーさんに『席替えしましょうか』と言いそうになりました(笑)」

マキタ「スージーさんの席順に関しては、プロデューサーの賢明な判断ですよ(笑)。この番組の見どころはいつも部室のような、歌謡曲とかが大好きな、男の子が童心に返ってキャッキャしている感じなんですけど、そこに急に音楽室から先生が現れて、『君たち何言っているの?』みたいな雰囲気が今回あって、とてもくすぐったい感じでした(笑)。おじさんたちが明らかに興奮して、2トーンぐらい高い声で話してますよ」

早見「本当に楽しく過ごさせていただいて、もし可能でしたら次も呼んでいただきたいです」

スージー「言いましたね! 本当にまた呼びますよ」

早見「思っていないことは言わないので、ぜひまた呼んでください!」

終始おじさんたち2人の興奮が冷めない収録になりました。早見さんから、当時の貴重なお話はもちろんですが、大ファンであるスージーさんの早見さん愛が暴走しています。思わずマキタさんも“狂喜”ではなく“狂気”と言うほどの、スージーさんにも注目してください。放送は7月14日です。ぜひ、お見逃しなく!

【番組情報】


「ザ・カセットテープ・ミュージック」
BS12 トゥエルビ
日曜 午後9:00~9:55 (月後半は再放送)

BS12 トゥエルビ担当 Y・A

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