ロッキーズが通算97本塁打のアロンゾとマイナー契約

ロッキーズの選手育成部門シニアディレクターを務めるザック・ウィルソンによると、ロッキーズは32歳のベテラン一塁手、ヨンダー・アロンゾとマイナー契約を結んだようだ。アロンゾはすでに日本時間7月12日のAAA級アルバカーキの試合に出場しており、4打数1安打2打点をマークした。

今季からホワイトソックスに加入したアロンゾは、一塁と指名打者をホゼ・アブレイユと分け合う形で67試合に出場したものの、打率.178、7本塁打、27打点、OPS.576という自己ワーストクラスの成績に終わり、日本時間7月4日に解雇されていた。アスレチックスとマリナーズでプレイした2017年に突如長打力が開花し、142試合で打率.266、28本塁打、67打点、OPS.866をマークしてオールスター・ゲーム初選出。インディアンスでプレイした昨季も145試合で打率.250、23本塁打、83打点、OPS.738をマークしたが、2年連続20本塁打以上の強打をホワイトソックスでは発揮することができなかった。

ロッキーズは今季、正一塁手としてフリーエージェント市場でダニエル・マーフィーを獲得した。しかし、マーフィーはシーズンを通して左手人差し指の故障に苦しんでおり、前半戦は63試合に出場して打率.274、7本塁打、OPS.775と期待はずれの成績。ナショナルズ時代の2016年にリーグ最高のOPS.985、翌2017年もOPS.928をマークした強打を取り戻すことができないでいる。

アロンゾは、正一塁手のマーフィーに何かあった場合の「保険」という位置付けになるが、AAA級で強打健在をアピールし、メジャー復帰を果たすことができれば、「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドで復活する可能性もある。まだ老け込む年齢ではなく、新天地での奮起に期待したい。

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