世界的なロックシンガー、アクセル・ローズがアニメのキャラクターになって登場!

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世界的なロックシンガー、アクセル・ローズがアニメのキャラクターになって登場!

アニメ専門チャンネル「ブーメラン」(dTVチャンネル®内)では、2018年3月から配信している大人気アニメシリーズ「新 ルーニー・テューンズ」の、アクセル・ローズ(ガンズ・アンド・ローゼズ)出演エピソード「ロックでぶっ飛ばせ」を7月28日(午前10:00)に日本初配信する。アクセル役の日本語吹き替えを担当した声優の谷山紀章と、アクセルのセリフと歌詞の翻訳監修を務めた音楽ライター・増田勇一氏に作品ついて話を伺った。

──本作に携わることが決まった時のお気持ちは?

谷山「『ルーニー・テューンズ』は日本でもすごく認知度が高いし、僕も子どもの頃に見ていて、生活の中にあったような存在だったので、作品に参加できるっていうのがまずうれしく思いましたね」

増田「ガンズ・アンド・ローゼズが、2016年の春からデビュー当初のメンバー3人を擁する顔ぶれで復活ツアーをして、そのオープニングSE(ライブの開演前に流れる効果音)で、実は『ルーニー・テューンズ』のテーマを使ってるんですね。そのぐらいアクセル・ローズ自身も思い入れのあるアニメだということだと思うんです。そのセリフに自分が手を加えるなんてことができたのをとても光栄に思います」

──本作の見どころは?

谷山「アクセルの新曲です(笑) 。アクセル本人がこういう形で出るっていうのはとにかく珍しいことなんで、そこをただただ楽しんでほしいなと思います」

増田「アクセルが歌う新曲として音源になっているものっていうのはすごく貴重ではあるので、この歌を聴けるということ自体にもすごく価値があるなと思いますね。作品に関しては、空想上だからこそできる物語の楽しさっていうのを、久しぶりに童心に帰って味わわせていただきましたので、皆さんも理屈抜きに楽しんでいただければなと思います」

──劇中歌は新曲なんですね。

増田「未公開の『ROCK THE ROCK』という劇中歌で、これがちょっと面白いのが、アクセルが、AC/DCというバンドのボーカルを代打で務めたことがあったんですけれども、この劇中歌はガンズよりはむしろAC/DCを思わせる雰囲気の楽曲なんですね」

──谷山さん、アクセル役にはどのように取り組まれましたか?

谷山「アニメなんで、多少誇張しなきゃいけないという声優の性分みたいなものがあって、気道的に荒々しくとか、まずは声をしゃがれさせてみたりしましたね。『みんなロックしようぜ~』っていう最後の掛け声は、アクセル自身は静かに言ってんだけど、ここは自分の味を出したくて、高音で声を張り上げさせていただきましたね」

──海外アニメの吹き替えというのは、ご自身にとって貴重な経験だったのではないでしょうか?

谷山「カメオ役というのは貴重ですね。周りに言いたくなるというか、周りに言いふらしていこうと思いますね(笑)。孫の代まで語り継ぎたいです(笑)」

──映画「ボヘミアン・ラプソディ」の字幕監修を務められた増田さんですが、本作のセリフ・歌詞監修のポイントを教えてください。

増田「アクセルが、普段どういったしゃべり方をするのかを知ってる人はほぼいないわけなんですね。そんな中で、どのような口調にするのかといったさじ加減はとても微妙だったんですけれども、劇中のアクセルが漫画的にデフォルメした形でもあったので、ロックスター然とした物言いでいいのかなというところで、細かいところは判断させていただきました。セリフと劇中歌の歌詞に関しては、けっこう所々に曲のタイトルの断片が盛り込まれていたりもして、この作品の原題『Armageddon Outta Here(アルマゲドン・アウタヒア)』の『Outta』という言い方もガンズの『Out ta Get Me(アウト・タ・ゲット・ミー)』っていう曲があったりとかして、そういうところはできるだけ生かしたいなと思いました」

──アクセルの演技については、どのような印象を受けましたか?

増田「甲高い声で歌っている印象が強いので、しゃべる時もすごく高いんじゃないかみたいな印象をお持ちかもしれませんけれども、非常に落ち着いた低い声で、物静かにしゃべる人なんですね。言葉自体はとても多いんですけれども、乱暴な印象は全くないんですよ。そういった意味では、演技というよりは、素のアクセルがちょっと明るく陽気な感じでしゃべってるような感じの印象を受けました」

──「新 ルーニー・テューンズ」に出演してもらいたいロックアーティストは?

谷山「アダム・レヴィーン(マルーン5のボーカル・ギター)とかそういう感じがふさわしいのかな。でもアクセルってキャラが立ちすぎてるからこそ、他のキャラクターとのバランスが取れてる感じがありますよね」

増田「僕は、アクセルの後ということになると引き受けないかもしれませんけど、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドですね。作中で『バンド衣装はフットボールジャージの方がよかったかな?』というアクセルのキャラクターをいじるような流れが若干あるんですけれども、例えばメタリカのジェイムズだったら、『ジージャン着てきた方がよかったかな?』みたいなセリフとか作れる人なので、そういうキャラ立ちっていう意味ではジェイムズかなと思います」

──アクセルは、自身にとって最高のフロントマンはフレディ(・マーキュリー)だとしていますが、お二人にとっての最高のフロントマンは?

谷山「フレディでいいんじゃないかな~(笑)。 増田さんのが聞きたいですね!」

増田「アクセル自身が熱心なクイーンのファンでもあるんで、ちょっとエピソードをお話すると、彼が“死んだ時に棺桶に入れてほしい3枚のアルバム”というのを挙げていて、セックスピストルズの『勝手にしやがれ』と、自分たちの『Appetite for Destruction』と、クイーンの『QueenⅡ』だと。ところがその頃、アメリカではクイーンのアルバムがCD化されてなかったんですね。それで、たまたま2ndアルバムのライナーノーツ(CDジャケットに付属している冊子等に書かれる解説文)を僕が書かせていただいていたので、1988年12月にガンズが初来日した時に、それをプレゼントしたんですよ。そうしたら大喜びしてくれたんですけれども、それくらい好きな方で。特にフレディに対する思い入れは80年代からすごく語っていて、ガンズの曲作りの面でも影響を受けているんですね。その彼が、フレディがベストだと言うのは、バンドを代表する立場としてフロントに立ちながら、大観衆をコントロールする力を持っているということだと思うんですよ。そういう意味では、僕自身もフレディが究極的な人だなというふうに感じます」

──谷山さんにとって“ロックする”とは?

谷山「長生きして歌い続けること!(笑)。70歳になっても、体形をキープして、ステージ上で歌ったり、ギター弾いたりすることじゃないですかね」

──今後の目標や夢は?

谷山「目標はね、僕ないんですよ(笑)。 一生懸命、好きなことをやったら、結果が後からついてきてくれたっていうのが正直なとこなんで、これからも好きなことをやっていきたいなっていう感じ。あ、でもこれだと記事にならないよね…メットライフドームでライブです!!!(笑)」

──今後の活躍に期待しています!

【プロフィール】


谷山紀章(たにやま きしょう)
1975年8月11日生まれ。山口県出身。声優としてだけではなく、アーティスト・GRANRODEOとしても活動中。「進撃の巨人」シリーズ(ジャン・キルシュタイン 役)、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ(四ノ宮那月 役)、「pet」(司 役)、「あひるの空」(夏目健二 役)など、数多くの人気作に出演。

増田勇一(ますだ ゆういち)
1961年東京都生まれ。84年の創刊時から8年余にわたって「BURRN!」編集部で活躍し、92年末から98年春まで「MUSIC LIFE」編集長を務めた。洋邦問わず多彩なロック・ミュージシャンに精通しており、現在はフリーランスの音楽ライターとして活動中で、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の字幕監修など多彩な活躍を見せている。

【番組情報】


「新 ルーニー・テューンズ」アクセル・ローズ出演エピソード“ロックでぶっ飛ばせ”
ブーメラン(dTVチャンネル)
7月28日 午前10:00~午前10:30
※再配信:7月28日 午後4:30~5:00、8月3日 午前10:00~10:30/午後4:30~5:00