選手12人、小所帯の西彼杵打線が爆発。1点を追う五回からの3イニングで計9得点と一気に試合をひっくり返した。波佐見出身で甲子園出場経験もある坂本監督は「後半勝負だと思った。自分で決めるんじゃなく、後ろにつなぐ打撃ができた」とうなずいた。
出場全員の16安打のうち長打は2本だけ。七回は特に鮮やかだった。鰐口の右前打を足掛かりに、犠打を挟んで6連続の単打。バントヒットも面白いように決まった。五回の同点打を含む4打点を挙げた永野は「腰の回転を生かして、詰まらず、一人一人が強い打球をはじき返せるようにやってきた」と汗を拭った。
2回戦は自分たちの約8倍の選手を擁する九州文化学園に挑む。投打両面で活躍した湯田は「相手はシードで緊張するけど、こつこつとアウトを重ね、攻撃もワンヒット、ワンヒットを心掛けたい」と気を引き締め直した。
西彼杵 出場全員16安打 つないで快勝
- Published
- 2019/07/13 10:11 (JST)
- Updated
- 2019/07/13 11:20 (JST)
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