紙芝居交え被爆体験伝承 交流証言者・野崎さん講話 諫早・長田小

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末永さんの被爆体験を語り聞かせる野崎さん=諫早市西里町、市立長田小

 諫早市立長田小(土井泰紀校長、226人)で11日、同市西里町の野崎秀人さん(62)が、長崎原爆当時に同校近くの山あいの集落に疎開し、その後、長崎で入市被爆した末永浩さん(83)の体験を語り聞かせた。
 野崎さんは長崎市が募集している被爆体験の「交流証言者」に登録。末永さんの体験を語り継ぐための研修を続け、今年から本格的に活動を始めた。末永さんが諫早で見た原爆の光と音の様子などを紙芝居などで説明。原爆投下中心地と末永さんの母らが被爆した場所の位置関係を示す地図を指し、原爆の威力を説明する工夫も凝らした。
 「原爆は昔の話でなく、今でも病気で苦しむ人がいる。戦争では日本も外国を攻めたという歴史も勉強してほしい」。野崎さんは末永さんの言葉を代弁し、「核兵器をなくすためにどうしたらいいか、皆さんも勉強してほしい」と話した。
 6年の田島葵さん(11)と山口萌々果さん(12)は「爆風がどのくらい離れた場所まできたのか、地図での説明で分かった。戦争が起きないように勉強したい」と話した。