ルクレールがトップタイム。復調のガスリーは4番手【タイム結果】F1第10戦イギリスGPフリー走行3回目

 F1第10戦イギリスGP土曜フリー走行3回目は、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5番手。ピエール・ガスリーは4番手タイムをマークしている。

 7月13日現地時間の11:00からスタートしたFP3は気温16℃、路面温度23℃、空は曇り空が広がっているもののドライコンディションでのスタートとなった。

 昨日のFP2で11周しか走行できなかったジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がさっそくコースインし積極的に周回を重ねる。

 10分が経過したところで、わずかに雨が降ってきた。オンボードカメラにも水滴がついており、観客のなかには傘をさす人も。ラッセルがタイムを出したのみで他のマシンはまだタイムを出していない。雨雲が通り過ぎるのを各チームは待つことに。

 まだ路面はそこまで濡れていない状況だが、ルクレールとダニエル・リカルド(ルノー)がインターミディエイト(小雨用の)タイヤでコースイン。しかし、1周を走ったのみですぐにピットへ戻っていった。

 20分経過後、まだ雨が降っているなかルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのメルセデス勢がインターミディエイトでコースイン。予選で雨の可能性もあるため、ここで感触を確かめようとしているようだ。ハミルトンは2周軽く走行した後にピットイン。

 その後は雨足が徐々に遠のいていき各車が続々とソフトタイヤで走行を開始、タイムを刻んできた。ルクレールが1分27秒446でトップに浮上しボッタス、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続く。

 その後もドライバーたちが続々とタイムを更新するなかボッタスが1分26秒458でトップに。2番手はハミルトン、3、4番手にフェラーリ勢、5、6番手にガスリー、フェルスタッペンのトップ3チームが並ぶ。

 中団勢ではマクラーレンのランド・ノリスとカルロス・サインツJr.がミディアムタイヤで8、9番手。トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン、ダニール・クビアトも同様にミディアムで10、11番手とまずまずの位置についている。

 残り10分を切ったところでルクレールがセクター1、2をベストで刻み1分25秒905でトップに浮上。2番手のハミルトンに0.226秒の差をつけている。

 残り数分を切り、最後のアタックでも各車がタイムを更新し次々と順位が入れ替わる展開に。最終的にトップはルクレール、2番手ベッテル、3番手にハミルトン。4、5番手にガスリーとフェルスタッペン、6番手はボッタスとなり上位勢も接戦となりそうな結果となった。

■2019年F1第10戦イギリスGP フリー走行3回目 リザルト

Pos No. Driver Team Time Laps

1 16 C.ルクレール フェラーリ 1’25.905 17

2 5 S.ベッテル フェラーリ 1’25.931 16

3 44 L.ハミルトン メルセデス 1’25.954 21

4 10 P.ガスリー レッドブル・ホンダ 1’26.118 15

5 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’26.440 14

6 77 V.ボッタス メルセデス 1’26.456 20

7 4 L.ノリス マクラーレン 1’26.689 15

8 27 N.ヒュルケンベルグ ルノー 1’26.945 16

9 3 D.リカルド ルノー 1’26.965 15

10 23 A.アルボン トロロッソ・ホンダ 1’26.976 17

11 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’27.036 16

12 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’27.106 15

13 26 D.クビアト トロロッソ・ホンダ 1’27.108 18

14 8 R.グロージャン ハース 1’27.110 16

15 20 K.マグヌッセン ハース 1’27.275 16

16 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’27.424 15

17 18 L.ストロール レーシングポイント 1’27.544 14

18 11 S.ペレス レーシングポイント 1’27.598 12

19 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’29.065 22

20 88 R.クビサ ウイリアムズ 1’29.450 19

 

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