今週末のF1第10戦イギリスGPもムッシュ柴田氏が現地の様子をお届けしていきます。初日は好調な走りを見せていたピエール・ガスリー、新フロントウイングは効果あり?
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今年のイギリスGPの宿は、シルバーストンまでクルマで30分ほどの、田舎の町のB&Bです。
本人も、完全に目力失ってましたしね。大丈夫かなあと心配だったのですが、本当にこの世界は何が起きるかわかりませんよね。
翌日のフリー走行は、FP1で堂々のトップタイム!
すると午後のFP2の前には、ヘルムート・マルコ博士がガスリーのところにささ〜っと近寄って行って、にこやかに話し込んでました。
本人の目つきも、いきなり精悍になったような気が(笑)。このセッションはさすがにメルセデス、フェラーリの後塵を拝しましたが、4番手のベッテルのわずかコンマ069秒差の4番手。何より両セッションでフェルスタッペンをしのいだのは、10戦目にして今回が初めてです。
ガスリー好調のカギのひとつが、この新型フロントウィングみたいです。ガレージ横に大事にしまわれてたのが、コースイン直前にしずしずと運ばれてました。オーストリアではフェルスタッペン車だけに付いていたのが、今週末はガスリーもその恩恵を受けることに。フロントの安定性が劇的に改善したみたいで、これはガスリーにとってはうれしいことでしょう。
このまま予選、レースと。好調を維持してほしいですね~。
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターも、上機嫌。