阪神近本が史上2人目の球宴サイクル安打! セ・リーグ大勝で3年ぶり白星

阪神・原口文仁、近本光司、梅野隆太郎(左から)【写真:荒川祐史】

広島緒方監督は全セの監督として初勝利

■セ・リーグ 11-3 パ・リーグ(13日・甲子園)

「マイナビオールスターゲーム2019」は13日、甲子園球場で第2戦が行われ、打線が爆発したセ・リーグが11-3で勝利した。序盤から次々にアーチが飛び出し序盤でパ・リーグを圧倒。2016年の第1戦以来となる3年ぶりの勝利を飾り、広島の緒方孝市監督は全セの監督として初勝利をマークした。

 初回、阪神の近本が先頭打者本塁打を放って先制したセ・リーグ。2回には大腸がんから復活した阪神の原口が2試合連発となるソロ本塁打、さらに阪神の梅野が2者連発のソロ本塁打を放ってリードを広げた。さらにセ・リーグはDeNA筒香が3ラン、4回には広島の鈴木にもソロ本塁打を放ってリードを広げた。

 初回に先頭打者本塁打を放った近本は2回に二塁打、3回には右前安打を放ち、サイクル安打に王手をかけると、5回の第4打席では再び二塁打を放ち、4打数4安打に。そして、7回の第5打席には左翼の頭上を越える一打を放ち、三塁打に。パ・リーグ守備陣の“お膳立て”もあり、1992年のヤクルト古田敦也氏以来となる史上2人目のオールスターでのサイクル安打達成となった。

 パ・リーグはオリックスの吉田正が3回に2ランを放ったものの、序盤の大量ビハインドが響いて大敗し、2017年の第1戦から続いていた連勝は5でストップ。19安打11得点で大勝したセ・リーグは近本がサイクル安打、原口と梅野が本塁打を放つなど、甲子園で阪神勢が大活躍した。(Full-Count編集部)

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