公明党「ガードレールを設置などの通学路の安全対策」も全部で101もの政策に|参院選2019 政党の公約・政策集を読む

第25回参議院議員通常選挙(以下、参院選)。消費税増税、憲法改正、年金などが主要な争点とされ、いよいよ終盤戦に突入しようとしています。各政党は、各々の特徴ある政策を公約として掲げていますが、中には話題にならず日の当たらないものも。選挙ドットコム編集部は各政党の公約読む、そんなきっかけを作ってもらうためにも、いくつかオリジナリティある政策にスポットを当ててご紹介いたします!

公約集の一番上に書かれているのは「身を切る改革の先頭に 国会議員歳費を10%削減!」

公明党の参院選特設サイト、公約集は参院選2019 政策マニフェストページ「公明党2019参院選政策集 小さな声を、聴く力。」でPDFファイルをダウンロード可能。

一瞬「身を切る改革」を普段から掲げている別の政党の公約を間違えて読んだのか、と錯覚させられるのですが、これが消費税増税に賛成する公明党の覚悟というのは次の文で理解できます。「10月からの消費税率10%への引き上げで、国民に負担をお願いする今こそ、国会議員自らが、痛みを伴う『身を切る改革』を断行し、その覚悟を示すべきです。公民党は国会議員歳費を10%削減します。」とされており、国民に消費増税をお願いする限り、お願いする側も、という意気込みがうかがえます。

車止めとなるガードレールやポール等の設置や白線等の整備

これとは別に、選挙ドットコム編集部がピックアップする公約は、「希望のある幸齢社会へ」の中の「住みよいまちづくり、安全・安心の地域公共ネットワークの確保」です。

「子どもや高齢者等の歩行者等が安心して通行できる生活道路や通学路等の交通安全対策を進めるため、子どもや高齢者等が日常的に利用する道路等について点検するとともに、車止めとなるガードレールやポール等の設置や白線等の整備、路側帯・交差点のカラー化、道路標識の大型化・高輝化、区域(ゾーン)を定めて時速30㎞の速度規制をする『ゾーン30』の整備等、さまざまな対策を加速化します」とされています。

これらは、最近の痛ましい事故などからも連想できる、現実的な地域の声を聴いてのものであり、そのまま地方議会選挙での公約にできるものといってよく、今回の選挙のキャッチフレーズ「小さな声を聞く力。」そのものを表しているといえそうです。

Twitterで公明党の政策に言及するツイートを探していると、以下のようなツイートが見つかりました。

病児保育で知られる、社会起業家 NPO法人フローレンス 代表の駒崎さんの評価が。

ほかにも、無人兵器が敵味方を自動判別して攻撃する「自立型致死兵器システム(LAWS)」の開発規制などが、特徴のある政策もあります。ぜひ読んでみてください!

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