「ミイラと神々」古代文明を対比 岡山オリエント美術館で特別展

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エジプトの人形棺のふたに見入る来場者

 古代文明の精神世界を伝える特別展「ミイラと神々 エジプトの来世、メソポタミアの現世」(岡山市立オリエント美術館、岡山放送主催)が13日、同美術館(同市北区天神町)で開幕した。9月16日まで。

 「死者は来世で再生・復活する」と捉え、ミイラ作りなどをした古代エジプトと、現世をどう生きるかを考え、さまざまな占いが行われていた古代メソポタミアを対比的に紹介。約4千年前~約2千年前の装飾品、レリーフ、神をかたどった像など、約260点を並べる。

 会場にはエジプトの人形棺(ひとがたかん)のふた(長さ186センチ、幅56センチ)、ミイラの手足の一部があるほか、死後の世界の手引となる「死者の書」の断片などがあり、来場者は興味深そうに見入っていた。メソポタミアで盛んだったヒツジの肝臓の色や形で将来を占う「肝臓占い」の結果が書かれた粘土板文書もある。

 父親と訪れた岡山市立小5年の男児(10)は「人形棺が一番印象に残った。よく見ると花などの模様が細かく描かれていて、きっと何か意味を込めているのだろうなと感じた」と話していた。

 開館時間は午前9時~午後5時。入場料は一般1100円、65歳以上と高校・大学生は800円、小中学生500円。毎週月曜休館(15日、8月12日、9月16日は開館)。