不適切と認識せず「業者から教わった」 沖縄の高校が部活費巡って県費不正使用

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 県立小禄高校の吹奏楽部が不適切な経理でプール金を確保していた問題で、2016~17年度に顧問を務めた男性が13日、琉球新報の取材に応じ「会計のほぼ全ては副顧問がやっていた。(不適切な経理を)指示していない」と話した。元副顧問が17年10月に休職した後は、引き継ぎもないまま会計を担うことになり、業者などに習いながらプール金に関する会計処理をしたという。

 男性によると、着任当初の16年度は元副顧問と2人で顧問をしていた。1人で顧問をしたのは17年度になってから。臨時任用だったため、会計は本務採用の元副顧問が担ったという。

 プール金の存在は、15年度から同校にいた元副顧問から聞かされ、初めて知ったという。元副顧問の休職後に不適切な経理をしたことについて「業者から『元副顧問はこうやっていた』と教わった。15年度以前の顧問だったベテラン教員からそのように引き継がれたのだと思い、疑問はなかった。年度末まで時間がない中、同じようにしなければならないと思った」と述べ、不適切という認識がなかったことを強調した。

 元副顧問は、会計処理を急ぐよう男性から強く言われたと主張しているが、男性は「進ちょくを聞いたことはあるが、指示はしていない」と否定した。保護者への口止めも否定した。

 元副顧問が授業での楽器使用を禁じられたと説明していることについては「楽器の使い方が悪かったので、これでは使わせられないという話はした。部活用(の楽器)だからと禁じてはいない」と述べ、嫌がらせを否定した。