<参院選>ラストサンデー 東北各地で訴え 終盤へ集票合戦過熱

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候補者の訴えに耳を傾ける有権者ら=14日、仙台市泉区

 参院選(21日投開票)期間中の最後の日曜日となった14日、1議席を懸けてぶつかり合う東北6選挙区の与野党の候補者は、繁華街や住宅街を駆け回った。終盤を迎えた夏決戦。激戦区には与野党の大物、有名議員や支援団体が応援に入り、集票合戦が激化した。

 青森選挙区には、河野太郎外相が再選を狙う自民現職の支援に入った。青森市などで三村申吾知事と並び、外交分野をはじめとする安倍政権の実績を強調。外務政務官の経験がある候補を「青森を世界に発信するために押し上げてほしい」と力を込めた。

 改選数が2から1に減る宮城選挙区を「全国一の激戦区」とあおったのは、4選を期す自民現職の応援で仙台市に入った石破茂元幹事長。「震災復興を真面目に支えてきた候補者に仕事をさせてほしい」と訴え、聴衆と握手するなどして支持を呼び掛けた。

 岩手選挙区のてこ入れのため、花巻市に赴いた茂木敏充経済再生担当相は野党共闘を批判。「名前も覚えられないくらい数だけ増えた」とした上で「政策が全く異なるのに選挙の季節になると表に出てくる。季節限定のビールみたいなものだ」とこき下ろした。

 これに対し、盛岡市でマイクを握った国民民主党の古川元久代表代行は現政権の振る舞いを「権力の私物化」と指弾。岩手選挙区を「小沢(一郎)先生が新しい政治をつくってきた地だ。県民の良識を一票に込め、令和の政治の1ページを開いてほしい」と訴えた。

 山形選挙区に入った無所属の安住淳元財務相(衆院宮城5区)も政権批判を展開。山形県西川町の個人演説会で金融庁の老後資金2000万円問題などを挙げ「安倍政権の6年半で国政は劣化した。今こそリベラル勢力の結集が必要だ」と声を張り上げた。

 福島選挙区では、安全保障関連法廃止を求める「市民連合」呼び掛け人の山口二郎法政大教授が郡山市の街頭に立った。改憲勢力の伸長を阻止する上で福島など1人区が重要だと強調し、「原発事故を忘れさせるような政権を倒そう」とボルテージを上げた。