レイズ投手陣 惜しくも「継投パーフェクト」ならず

【レイズ4-1オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

レイズは、オープナーのライン・スタネックが2イニングをパーフェクトに抑えたあと、2番手のライアン・ヤーブローが素晴らしいピッチングを見せ、史上初となる継投での完全試合達成にあと一歩まで迫った。残念ながら9回裏先頭のハンザー・アルベルトにヒットを許し、快挙達成はならなかったものの、最後は二死二・三塁のピンチを4番手のエミリオ・パガーンが抑え、4対1で逃げ切り。快投を見せたヤーブローが今季8勝目(3敗)、パガーンは今季6セーブ目をマークした。敗れたオリオールズは、先発のトム・エシェルマンが6回途中4失点でメジャー初黒星。打線は9回裏に3安打で1点を返したが、反撃が遅すぎた。

2回表にジョーイ・ウェンドルの犠牲フライで先制したレイズは、3回表にオースティン・メドウズが13号ソロ、6回表にマイケル・ブルソーが4号2ランを放ち、4点をリード。スタネックからヤーブローへ繋ぐ継投で8イニングをパーフェクトに抑え、完全試合達成の期待が高まった。しかし9回裏、ヤーブローはアルベルトとスティービー・ウィルカーソンに連打を許し、代打のチャンス・シスコを見逃し三振に仕留めて一死一・二塁となったところで降板。3番手のオリバー・ドレイクは、ジョナサン・ビヤーをセカンドゴロに打ち取って二死一・三塁としたが、アンソニー・サンタンデールにタイムリーを許し、1点を返された。ここで登板したパガーンは、暴投により二死二・三塁のピンチを招くも、トレイ・マンシーニを空振り三振に仕留めて試合終了。レイズのケビン・キャッシュ監督は「惜しいところまで行ったね」と語り、投手陣の好投を称えていた。

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