景気20期連続マイナス水準

1~3月期、室蘭商議所調査

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 室蘭商工会議所は、2019年1~3月期実績の景気動向調査の概要を発表した。売上額BSI(景気調査指数)は、前期(2018年10~12月)から5・2ポイント下降し、マイナス9・2で、20期連続のマイナス水準だった。4~6月期はさらに1・0ポイントの下降を見込むが、その次の期には上昇する見通し。

 調査は市内の鉄工、建設、卸売り、小売り、運輸、サービスの200事業所を対象に行い、164社(回収率82・0%)が回答した。

 売上額は、増加が23・3%、不変が35・0%、減少が41・7%。BSIは業種別に卸売りだけが上昇。建設、小売り、運輸、サービスは下降、鉄工は同値だった。建設は前期から8・0ポイント下がりマイナス3・1だった。

 純利益額は、減少が46・3%、不変が33・7%、増加が20・0%でBSIは前期から3・5ポイント下がりマイナス13・2。卸売り、運輸以外は下降した。

 次期見通しは、売上額のBSIがマイナス10・2と下がるが、7~9月期には同8・9に改善する。純利益額BSIは、4~6月期がマイナス13・9に落ち込むものの、7~9月期が同11・2へ回復を予想している。

 従業員数は、適正が54・9%、不足が42・6%で、BSIはマイナス20・1と前期から0・2ポイント改善したが、人手不足感に歯止めは掛かっていない。現在、直面する経営上の問題点は、建設の「従業員の不足」が65・5%の高水準を維持。熟練技術者・下請け企業の確保難も4割を占めた。小売業では、前期から若干改善したが「需要の停滞」が最も多く、人口減や消費者ニーズの変化、増税による売り上げ減の影響を懸念する声が高まっている。
(菅原啓)