口コミサイトに低評価を付けるのはご用心! 訴えられる可能性があります 歯医者が患者に送ったビックリ内容証明

実業家のハヤカワ五味さんが、歯医者に低評価の口コミを消すように強要されたとツイートし、話題になっています。低評価の口コミを消せという内容証明が届く事態に、「悪いクチコミを書いたら弁護士が出てくるの…?」「この歯医者やばすぎるな!?!?」といった声が寄せられていました。

ファッションデザイナーで実業家の「ハヤカワ五味」こと稲勝栞さんが、歯医者とトラブルになっているとして、その内容を記した一連のツイートが話題になっています。

稲勝さんは6月18日、自身のTwitterに『前歯をセラミックにするつもりで歯医者行ったら、被せ物の下に虫歯があるとかで、現時点で17万くらい支払ってて泣いてます。なんか何が適正価格かわからないので、相談に乗ってくれる歯医者さんか歯科衛生士さんをゆるぼしてます。』と投稿。歯の治療で高額請求され、適正価格かはわからなかったが17万ほど支払ったそうです。

その後、該当の歯医者を再び訪れた稲勝さんは、保険治療を希望するも高額な自費治療を勧められ1時間ほど説得されたと明かしていました。そして、『今日も歯医者とバトって1時間押し問答になった。Google Mapで洗いざらい書いておいたので私の実名口コミを見かけた人はナルホド、、、と思ってください』と、歯医者とのやりとりを口コミに書いたことを7月3日にツイートしていました。

しかし、そのわずか5日後の7月8日に、稲勝さんの元へ口コミの削除を希望する内容証明が届いたそうです。

『歯医者の口コミ書いたら内容証明出されて草、これは全面戦争』

『口コミ書いてから5日で内容証明まで送られてくるスピード感、手練の可能性高い…』

としていました。

稲勝さんは該当の口コミは削除したものの、『5日前にこちらに口コミを書いた後、弁護士事務所を通して削除希望の内容証明が送られて来たので、口コミを削除しました。』と新たな口コミを書きこんだそうです。

そして、新たな口コミに対しても通知書が届きます。その中には『このような記載をされれれば、通知人が、削除請求を行うための法的根拠がないにもかかわらず、口コミに対して弁護士を用いて「削除希望」の通知を行って削除させているかのような印象を閲覧者にあたえてしまいます』『星一つの評価それ自体も通知人の社会的評価を低下させる記載です』といった内容が記載されており、「ちょっとなに言ってるか分からないです」「やばい、意味がわからない…。」「この歯医者やばすぎるな!?!?」といったコメントが寄せられていました。

その後、稲勝さんは「口コミの削除を弁護士を通して強要された」という内容の書簡を、渋谷区の歯科医師会に投書したことを明かしています。

口コミを消すよう強要する内容証明が届くといった事態にネット上では、

「星一つって評価が可能な仕組みのサイトを訴えるんじゃなく、星一つの評価をした人を訴えるって筋違いだな」

「悪いクチコミを書いたら弁護士が出てくるの…?」

「”口コミ”に対していきなり内容証明で対応っていうのは、カスタマー対応としては物凄いズレている気が。。」

「Googleマップで悪評価書いたら訴えられるってなんなん?そんなんだったら、ぐるなびとかどーなんねん?」

といったコメントが寄せられていました。

稲勝さんは今回トラブルになった歯科医院の名前は公表していないものの、一部の人たちによって特定されており、同じ歯科医院でトラブルになったというコメントも寄せられていました。該当の歯科医院は口コミの悪評より、更に悪評を広める結果になってしまったようです。(文◎絹田たぬき)

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