ロッテ井口監督、石川を勝利の方程式の一角に指名「今のところ8回で」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

石川は8回から3番手として救援 1回1安打無失点

■ロッテ 6-5 西武(15日・メットライフ)

 ロッテは15日、敵地メットライフドームで西武と対戦した。1点を追う7回に4番レアードの25号2ランで逆転。後半戦初戦を勝利で飾り、勝率を5割に戻した。

 序盤から両チームとも、相手のミスから4点を取り合う波乱の幕開けとなったこの試合。ロッテ先発・岩下が6回、2死一、二塁から金子侑に左前適時打を浴び、4-5と勝ち越しを許した。

 しかし直後の7回、1死一塁から、4番レアードが西武2番手・マーティンのスライダーを捉えると、打球は右中間スタンドへ。25号2ランで逆転した。7回以降は松永、石川、益田が走者を出しながらも粘りの投球で西武打線を無失点に抑え。見事な逆転勝ちを収めた。

 後半戦初戦を勝利で飾った井口監督は、リリーフ2試合目の登板となった石川について「今のところ8回で行こうかなと」と、しばらくはセットアッパー的な役割を課すとし、直前の7回は「松永、唐川、酒居と3人で。(相手の)打順を考慮してやっていきたい」と、流動的な起用になる旨を明かした。

 これで3連勝。5月28日以来となる5割復帰したが「(2回以降は)岩下もよく頑張りましたが、初回のゲッツーが取れていればゼロに終わっていたので、ああいうところをしっかり守っていかないと、後半追いつけない展開になるときもあるのでしっかりやっていかないと」と、守備陣に注文をつけた。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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