連休明けのきょう16日（火）は、広い範囲で大気の状態が不安定になる。晴れる所でも天気が急変するおそれがあり、午後はあちらこちらで雨や雷雨がありそうだ。激しく降る所もあるため、落雷や突風などに注意が必要となる。

大気不安定 急な雷雨に注意

　梅雨前線は南の海上に停滞し、そこに向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる。午前5時現在、東海や関東付近に雨雲がかかっていて、この辺りでは日中も断続的に雨となりそうだ。

また、上空には寒気が流れ込む影響で、地上の気温が上がる午後は広い範囲で大気の状態が不安定になることが予想される。

特に東日本から西日本を中心に発雷確率が高く、晴れる所でも天気が急変するおそれがある。山沿いなど激しい雨や雷雨になる所もあるため、落雷や突風などに注意が必要だ。

関東・東北太平洋側は気温上がらず

海からの冷たい風が入る関東や東北の太平洋側では、きょうも気温が上がらず、梅雨寒となる。予想最高気温は東京や仙台で23℃と、東京では5月中旬並みの涼しさとなる見通し。日差しが少なく、北よりの風が吹くため、より肌寒く感じられそうだ。
（気象予報士・多胡 安那）