介護事業所で訓練 入所者の避難手順など確認 佐世保市西消防署

避難した入所者の前で訓練を総括する西消防署の林田隊長(右)=佐世保市吉井町

 佐世保市西消防署は14日、同市吉井町の吉井介護事業所(山口康子所長)で消防訓練を実施し、入所者の避難や消火活動の手順を確認した。
 同署と地元消防団から計55人が参加し、消防車や救急車計8台を使った。訓練は施設の調理場から出火したと想定。職員が入所者17人を外へ避難させて119番通報し、駆け付けた署員や団員が放水する手順を確認した。
 訓練の最後に同署の林田義隆隊長は「充実した訓練ができた。今後も消防団とともに火災予防に努めたい」と総括。吉井地区自治協議会の中尾静会長は「この地域は福祉施設が多い。消防署や消防団の力を頼りにしている」と述べた。

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