新体操の妖精たちがトレーニングを公開 ブルガリアチーム事前キャンプ 山形・村山市

 ブルガリアの新体操チームが村山市で実施する事前キャンプ、通称「ローズキャンプ」はことしが3回目。今回は26人の選手団が、村山市に滞在している。9日は午前10時からトレーニングが始まり、個人・団体の競技ごとに分かれて、振り付けを繰り返し確認していた。このトレーニングの様子は一般にも公開され、県内外から訪れ人たちが、世界トップ選手の演技に見入っていた。観客たちは「毎年来ている。やっぱり美しい投げ、足技、すばらしいといつも感動して見ている」、「迫力がすごい。スタイルも良くて日本人とは違う」、「圧倒される技がすごい」などと感想を話した。巨大フラッグの大きさは、縦3.6メートル、横5メートル。「めざせ!金メダル」や「がんばって」など、様々なメッセージが書き込まれていた。フラッグに書き込んだ子どもたちは「(練習見てどう思った?)すごく体が柔かくてすごいなと(練習を見ることができ)めちゃめちゃラッキー」、「人じゃないみたいな身体能力だ。金メダルを目指してほしい」などと話した。ブルガリア新体操チームは、団体が、すでに東京オリンピックの出場権を獲得。個人は、6人が出場権2枠を懸けて、9月の世界選手権で争う。村山市での事前キャンプは今月16日までで、前日の15日に公開演技会が開かれる。

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