動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで被爆者の証言を公開している「高校生1万人署名活動実行委員会」は14日、長崎市内で、新たに編集した被爆者、下平作江さん（84）の証言動画を見て今後の活動への思いを新たにした。
核廃絶を目指す同実行委は、2008年のメンバーが15人の被爆者を取材しDVDにまとめた各15分～30分の証言を、分かりやすく3分前後に編集する作業に取り組んでいる。2年前に亡くなった谷口稜曄（すみてる）さんの証言は既にユーチューブで発信しており、下平さんは2人目。
下平さんは被爆後、妹が自殺したことなどを証言している。実行委のメンバーは動画を見た後、活動について意見交換。「被爆者の言葉は強く説得力がある」「私たちが（被爆の実相などを）話す時、被爆者の思いが伝わるよう努めたい」などと述べた。
