945年、8月15日、敗戦。玉音放送の前後に何があったか? 『暮しの手帖』創刊70周年記念出版「戦中・戦後の暮しの記録」シリーズ完結!

暮しの手帖社は、 雑誌『暮しの手帖』創刊70周年記念出版の第3集として、 『なんにもなかった 戦中・戦後の暮しの記録 拾遺集 戦後編』を2019年7月中旬に刊行をする。約3年前のプロジェクト立ち上げから、 編集・刊行を続けてきた『戦中・戦後の暮しの記録』シリーズがついに完結となる。

2017年、 翌2018年に控えた『暮しの手帖』創刊70周年の記念企画として、 半世紀ぶりに『暮しの手帖』誌上にて、 戦闘ではない戦時下の「庶民の日常の記憶」の募集を行った。 新聞各紙でも記事として取り上げられ、 半年の応募期間に2390編もの手記と聞き書きが寄せられていた。

暮しの手帖社では、 全社を挙げて査読。 厳選して昨夏刊行したのが 『戦中・戦後の暮しの記録 君と、 これから生まれてくる君へ』だ。

その際、 多くの貴重な原稿が、 テーマや地域の重なりなどから惜しくも選外となった。しかし、 余すことなく伝えたい思いから制作したのが、 この5月、 7月と続けて刊行することとなった「拾遺集」の「戦中編」・「戦後編」。

また、 暮しの手帖社は、 8月10日NHK総合にて放送予定のNHKスペシャル「#あちこちのすずさん」の制作に協力している。 この番組は、 昨夏『戦中・戦後の暮しの記録』を取り上げたNHK「クローズアップ現代+」の企画がもとになっており、 本書の帯文は、 昨年、 今年と番組に出演される、 芸人の千原ジュニアが執筆している。「嗚呼、 そこには暮らしがあった。 さあ、 タイムマシンに乗って…。 」という千原さんのコメントは、 遠く感じていた戦中・戦後のできごとを、 身近に想うことの大切さを物語っている。

NHKスペシャル「#あちこちのすずさん」

8/10(土) 21:00~ NHK総合
『戦中・戦後の暮しの記録』投稿写真のカラー化、 投稿エピソードのアニメ化などをWebサイト上で展開中
番組サイト(「クローズアップ現代+」内、 「#あちこちのすずさん」)
※番組ご担当の方が「戦時中、 あちこちにすずさんはいた」と思ったきっかけの一つは、 『戦中・戦後の暮しの記録』に寄せられた数々のエピソードに出会ったことだったそうです

『戦中・戦後の暮しの記録』講演会
7月27日(土)13:30~15:00
長野県 辰野町立 辰野図書館
講師:村上薫(本書編集担当)

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