カブスがマルドナード獲得 モンゴメリーをロイヤルズへ放出

日本時間7月16日、カブスとロイヤルズの間で1対1の交換トレードが成立した。カブスは便利屋左腕のマイク・モンゴメリーを放出し、捕手のマーティン・マルドナードを獲得。昨季エンゼルスで大谷翔平をバッテリーを組んだ堅守の捕手が、ダルビッシュ有が在籍するカブスに加わることになった。

現在32歳のマルドナードは、今季がメジャー9年目。ロイヤルズに加入した今季は、日本時間7月15日終了時点で73試合に出場し、打率.224、6本塁打、17打点、OPS.647をマークしている。2011年のメジャーデビューから2016年までブリュワーズ、2017年から2018年途中までエンゼルス、2018年の後半戦はアストロズでプレイし、エンゼルス1年目の2017年にはゴールドグラブ賞を受賞。打撃面に多くは期待できないものの、強肩を武器とするハイレベルな守備力には定評があり、正捕手のウィルソン・コントレラスが故障者リスト入りするなか、控え捕手のビクトル・カラティーニとともに、その穴を埋めるべく奮闘することになりそうだ。

一方、ロイヤルズへ移籍することになったモンゴメリーは、30歳の左腕。2008年にロイヤルズから全体36位指名を受けてプロ入りしており、古巣復帰となる。今季は20試合に登板して1勝2敗、防御率5.67と不振に喘いでいるが、本来は先発とリリーフの両方で安定したパフォーマンスを期待できる便利屋左腕。フリーエージェントまで2年半保有できるため、今季限りでフリーエージェントとなるマルドナードの対価としては十分すぎる選手である。2016年のワールドシリーズでは、第7戦の延長10回裏に最後のアウトを取り、胴上げ投手に。ロイヤルズでは先発投手として起用される見込みであり、日本時間7月20日のインディアンス戦で先発する予定となっているようだ。

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