東海テレビアナウンサー高井一がラジオに『スイッチ・オン!』

東海テレビアナウンサー高井一(はじめ)のラジオが楽しい。土曜朝8時から(9時まで)の『高井一 スイッチ・オン!』だ。高井は東海テレビ夕方ニュースのキャスターだが、ラジオでは報道の顔とは違うキャラを見せている。

蝉の声に熱く

13日の番組は、高井のセミの話から始まった。今年初めて耳にしたセミの声をネットで調べると「クマゼミ」と判明。そこからセミの鳴き声調べに「熱くなった」ことへと続き、今月のおたよりテーマ「つい熱くなってしまうこと」へつなげた。

テーマについてリスナーからのメッセージは鉄道の時刻表を使った架空旅行や編み物の話、クイズ番組に熱中するものなどがあった。高井はクイズ番組について、自身が聞いた裏話などを披露した。

テーマ以外のメッセージでは七夕に関するものが多く、中でも短冊の色についての話が盛り上がった。短冊の色と儒教の教えとの関係、願い事の種類との関係、さらに色から派生して、大相撲の房の色、幕末会津藩の○○隊の話へと発展した。高井の「ミニ知識」はなかなか豊富だ。

思い出の名曲も

その他、高井のお気に入り曲を紹介するコーナーでは、1960年代70年代の洋楽の中からカウシルズの「雨に消えた初恋」とクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの「雨を見たかい」の2曲、季節に合わせた曲をかけた。「雨に消えた初恋」は、たまたま入った喫茶店でかかっていた中学時代の思い出の曲。そして連鎖反応で思い出したのが「雨を見たかい」だそうだ。

高井が歩く

高井は、東海テレビ夕方ニュースのほかに、平日午前の情報番組「スイッチ!」にも出演している。今は、出会い・発見を求めて知多半島を歩いている。そのコーナーと連動してラジオでも知多四国八十八か所の話から、四国お遍路の「お接待」のことなどを語った。街歩き・旅の話も高井の得意とするところだ。

こんな出会いも

新しい発見と言えば「気になるコーナー」で紹介されたのが、高井が「おもしろい!」と思った曲、あいみょんの「ナウなヤングにバカウケするのは当たり前田のクラッ歌」2015年リリースのデビューミニアルバム収録のこの曲にどうやって出会ったのか定かではないが、昭和のオヤジである高井の心にぐっと刺さったのは間違いない。

穏やかな声で語りかける高井のラジオは、リラックス効果抜群。週末の朝にぴったりだ。ゆったり気分で聴ける。また、参加するのもおすすめ。今月のテーマ「最近、どんなものに、ことに、人に『つい熱くなった』か」にメッセージを送ってみては?

高井一 スイッチ・オン!

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週土曜 8時00分~9時00分

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