マンハッタンから車で1時間、ブルックリンのマリンパーク地区に60年以上も地元民に愛され続けるシーフードレストランがある。ジャマイカベイをのぞむマリーナに面した「ニックズ・ロブスターハウス」だ。1955年に漁師のニックさんが水揚げしたての魚介類を提供し始めたのがきっかけで、当時も今も新鮮さが売り。今では近海ものだけでなく、アラスカやカナダからも仕入れているが、質と鮮度には定評がある。
特にロングアイランド産のオイスターやコネティカット産のクラムはぜひ生で味わってほしい。一皿で海の幸を存分に楽しむなら「シーフードケバブ」を! 大振りのエビ、ホタテ、サーモン、野菜を豪快に串刺しにし、イタリアン・ブレッドクラムを軽くまぶしてからグリル。しっかり焦げ目のついたケバブは香ばしく、がぶっとかぶりつくとクランチーな食感とシーフードの優しいうま味が口の中いっぱいに広がる。料理のスタイルはアメリカンなれど、料理長のディミトリー・カロウシスさんはイタリア料理のベテランなので、メニューには「ロブスターラビオリ」や「シュリンプアルフレド」なども並ぶ。夏は屋外テーブルで潮風に吹かれながら、シーフードを堪能したい。
Nick’s Lobster House
2777 Flatbush Ave.
Brooklyn, NY 11234
TEL: 718-253-7117
nickslobsterhouse.com